「孤独な人類全てに贈る、愛の物語」アラビアンナイト 三千年の願い ezioさんの映画レビュー(感想・評価)
孤独な人類全てに贈る、愛の物語
大人のための絵本、というとありきたりな表現だが
幼少期に母親に絵本を読んでもらっていた感覚がぴったりの表現のように思う
荒唐無稽と思いながらもどこか不思議で、ワクワクする世界。それはとっても大それていたり身近に感じてしまうくらい小規模だったり、同じお話や同じようなお話なのに毎日ディティールが異なったりしていた。退屈で眠ってしまうこともあったけど、先が気になって眠れなかったり、夢の中で続きを夢見たりする。
バキバキの画力で描かれるお伽噺はジョージ・ミラー監督の映画そのものだし、目に映るもの全てが美しい。是非劇場で観たかった…!
監督の過去作を見ても暴力性に溢れていたり、いなかったりするがどれも不思議で夢のある映画ばかりだ
「こんな映画を観たい!」という気持ちとソリが合わなかったらなかなか評価が難しい映画ということは分かるが、まだまだ過小評価された映画と個人的には強く思う
だってこんな映画、なかなか撮れないぜ?
最後に、イドリス・エルバがちょっとよりもう少しちょっとデカすぎる点。ティルダ・スウィントンと10cmも違わないはずでは?笑
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