「ステイサムは大好きだから花丸だけれど、ガイ・リッチーは減点かな?!」オペレーション・フォーチュン 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
ステイサムは大好きだから花丸だけれど、ガイ・リッチーは減点かな?!
ミッション・インポッシブルの最新作を観て、
戦意を失って“おちゃらけ“と“くすぐり”に方向変換した・・・
・・・そんな感じのスパイアクション。
ジェイソン・ステイサムは全部観てるほど好きだし、
大作には出ない筈のジョシュ・ハートネットが出てる時点で、
もう嬉しさ一杯!!
なのだけど、NO 1ハリウッド・スター役のジョシュの知名度が
ブランクが長すぎて“今や昔“状態でピンと来ない・・
・・・んじゃないのかなぁ。
なんて思いつつ、結構楽しんじゃいましたが、
MI 16のステイサムが与えられた任務は、世界の金融システムを
メチャメチャに破壊する通称“ハンドル“を巡る
100億ドルの闇取引を阻止すること。
天才ハッカーのサラ(オーブリー・プラザ)、
スナイパーのJJと、即席チームを組んで、世界7カ国を巡る話し。
なんですけれど、MIに較べるのが失礼な程、
横道に逸れていきます。
ジェイソン・ステイサムってプロ意識が高くて、
たとえ中国のサメ映画でも、
全力投球するプロ意識の持ち主で、そういう所が素敵。
ガイ・リッチーはもーかなりに力抜いてますよ!!
この映画、既視感がありあり、“ハンドル“の設定なんか、
最近ちょくちょく聞く設定で、アイデアも出尽したん
ですかねー。
武器商人の大物のグレッグ(ヒュー・グラント)と
彼が大ファンであるハリウッド・スターの
ダニー・フランチェスコ(ジョシュ・ハートネット)の
恋人関係になると言う話のポジションが大きくて・・・
その話が、その割に“リアリティが余りない“
《お金が好きだから、グレッグがいいの?》
なんて勘ぐりたくなるほどリアリティがない!!
なんて言うか仮面夫婦みたいじゃない??
ヒュー・グラントが武器商人なのに、戦災孤児のチャリティに
大熱心だったり、戦争が嫌い
(えー嘘ーっ!!大好きなくせに・・・)
なら武器商人やめろ!!って話だろ!!
とか思うし・・・
我が愛するステイサムには、もっとアクションシーンを
連発してほしいし、
シャワーシーンで上半身のシックスパックとか・・・
サービスシーンがなくて残念だし、
オーブリー・プラザが天才ハッカーとして有能なのは、
すごく分かるんだけども、ぜんぜん色気がない・・・とか。
JJ役の黒人俳優がよく知らん人だったり・・・などなど
小さな不満は・・・くすぶるという展開・・・なのである。
結局“黒幕“が誰だかわからないし、多分“黒幕“なんて
どうでも良いらしいし、
エンディングのグレッグが監督してダニーが主演する映画・・・
この撮影シーンが、日本人にサービス・・・してるんだか?
馬鹿にしてるんだか?
(五重塔を背景に“ヤマモトさんを連発!!)
えーっと、それって、
ステイサムが今回の報酬を全部、映画に投資・・・
したんだって!!