狂乱の日々 デス・ロードの戦いのレビュー・感想・評価
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『フュリオサ』の公開が待ち遠しいです。
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は大好きな作品なもので、このようなドキュメンタリーが観れるのは本当に嬉しい限りです。
オーストラリアで追加撮影したり、様々な御苦労があった事は何となく知っていましたが、ここまで困難に遭われたとは思っていませんでした。
MAD MAXの続編が出来る噂だけはかなり以前からあったのに、なかなか公開されなかったのはこういった理由があったからなんですね。
その甲斐あって、様々な賞を受賞され、世間一般だけでなく映画関係者からもジョージ・ミラー監督の才能が評価されたのは本当に喜ばしい限りですね。
2023年6月23日公開予定の『フュリオサ』の公開が待ち遠しいですね。
ジョージ・ミラーの20年戦争。 MADな一念岩をも通す!!
世界中で熱狂の渦を巻き起こしたディストピア・アクション映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015)の制作裏を描いたドキュメンタリー。
○出演
ジョージ・ミラー(監督/製作/脚本)。
トム・ハーディ(マックス・ロカタンスキー役)。
シャーリーズ・セロン(フュリオサ大隊長役)。
ニコラス・ホルト(ニュークス役)。
「ありがとう」…。 それしか言う言葉が見つからない…。
ジョージ・ミラー監督、あなたは素晴らしいっ!!!
ジョージ・ミラー監督と共に狂気の日々を生き抜いたスタッフ&キャストの方々もまた然りっ!!!
『マッドマックス』ファンは今すぐ観るべき、最高にMADな裏側を描いた戦いの記録!
これを観て驚いたのは、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』が構想から完成まで、実に20年の時間がかかった大難産な映画であったということ。
9.11、メル・ギブソンのスキャンダル、後任だったヒース・レジャーの死、ロケ地を襲う大豪雨、雨により荒野が花畑になってしまうという大珍事、撮影スケジュールの短縮、過酷なナミビアロケによる仲間割れ、etc…。
普通なら諦めるようなとんでもない出来事に見舞われ続けながら、半端ではない精神力で映画を完成まで漕ぎ着けたジョージ・ミラー監督の執念、というか狂気には本当に感服した。
そして、あらゆる苦境を乗り越えて辿り着いた大団円にはマジで感動🥲
トム・ハーディとジョージ・ミラーの和解シーンには、心を揺り動かされること間違いなし。
…にしても、人間関係のトラブルについてはかなりボヤかした言及の仕方だったんだけど、実際はどんな感じだったんだろう…。
トム・ハーディは拘り強そうだし、シャーリーズ・セロンは気が強そうだし…。自分がジョージ・ミラー監督の立場だったら胃に穴開くわ…😅
改めて思うけど、本当にクリエイターの人達って凄い…!
面白い脚本を考えて、それを実現するための絵コンテを書いて、車や衣裳などの小道具を作り、綿密なスケジュールを立てて、役者を動かして、期日や予算を守って映画を撮り切る。撮影が終わっても膨大な量の素材を使って編集作業、足りないシーンは追加撮影…。
正直、なんでこの人たちはこんな過酷なことをやってんだろう…?とか思ってしまうんだけど、一つの作品を完成させるという行為には何事にも変え難い快感があるんだろうな〜。なんか羨ましいな✨
TVゲーム「メタルギア」シリーズの生みの親、小島秀夫監督が本作を観て号泣したとTwitterに書いていたが、たしかにこれはクリエイターの人が観たら泣くわ。クリエイターじゃない自分でも泣いたもん😭
作品を作る苦しみと喜びがギュッと詰まった40分。俺のMADは再び目を覚ましました!
「人間が存在する意味は分からないけれど、作品と人生を通して世界を理解しようと努めている。生きることで何かを学ぶんだ。」byジョージ・ミラー。くー、かっこいいっ!
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