「期待外れ」まくをおろすな! pikaさんの映画レビュー(感想・評価)
期待外れ
ジャニーズ舞台班のうちの一人が推しなので観に行きました。
率直に一言で言うと「期待ハズレ」でした。
私は去年の夏にやった舞台版も見てますがそれを見てても首を傾げる内容でした。
舞台と映画の融合………に失敗した作品ですね。
赤穂浪士の新解釈…まぁそこはいいです。そういう切り取り方をして自分で妄想してストーリーを妄想するなんていうのはよくある話です(個人的にその解釈は無理すぎるし認めたくなはいですが)
ではどのへんが失敗なのか?ツッコミどころは満載で書き切れないですが、一番気になったのはロケやきちんとしたセットで撮影したところから急に舞台上への映像に切り替わるところがまるでそこでCMでも挟んだかのようなぶつ切り感が酷くて一気に現実に引き戻されます。
舞台上の映像使う必要ありましたかね?ロケやスタジオそのままの風景でミュージカルシーンは取り入れるべきでした。
ぶつ切り感が酷くてテレビドラマの合間に全然別の長めのCM見てる感じにもなります。ストーリーに集中するのに疲れます。
誰も死なない仇討ちがテーマのはずなのに敵味方関係なくバタバタ人が死んで行きます。「誰も死なない」「人生の幕は自分で降ろすな」ってことは一言でいえば『命を粗末にするな』ってことだと思います。それならばそこを貫き通して欲しかった。どうせひっちゃかめっちゃかな内容なんです。敵も味方も全員生存くらいやって欲しかった。
舞台版では善人側だったドッグカフェの女将さんが実は悪側だったなど、それやったらなんでもOKになるんじゃないの?といった感じで伏線もクソもあったもんじゃない、無理やり結末まで持って行った感が感じられます。
舞台版は面白かったんですけどね。
ここは笑いを狙ってるんだろうなってところもまったく笑えず映画館も静まり返っていました。あのギャグじゃ笑えないですよね。よくて失笑です。
最後もなんだかぬるっとした終わり方で、おいおい上様はどうした?吉良死んでなっかったんかいっ!とツッコミどころ満載でした。
総合評価ですが☆3にしたのは以下の理由。
・岸谷五郎氏、竹中直人氏はやはり存在感が半端なく、寧ろよくこんな作品にでてくれましたね。ありがとうございます。お疲れさまでしたの意味を込めて一つずつ。
・ジャニーズ勢はまぁ頑張ってたと思うので全員(5人)で一つ
監督、作品に対しての☆は0です。
さすがにこれはないなと思って別の映画(コナン)で口直ししました。
動員数が芳しくないのか、ジャニーズ舞台班のファンじゃない人とかジャニーズファン以外にも見て欲しいといった口ぶりだったのでフォロワー様に宣伝しましたけど後悔しました。この作品に2000円弱払って見てくれと言ってしまったんです。本当に申し訳なさでいっぱいです。