「ジェームズ・ガンが撮っていたら、、、」ブルービートル 蛇足軒妖瀬布さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ジェームズ・ガンが撮っていたら、、、

2024年9月9日
iPhoneアプリから投稿

CGと美術は神がかってるけど、
脚本は…スーパーヒーロー映画の王道を行き過ぎじゃない?

スーザン・サランドンが「よくできた動画でしょ」と絶賛するCG動画。

確かに、ブルービートルのデザインや変身シーンは圧巻!

実写セットの作り込みも、まるでコミックから飛び出したよう。

しかし、その素晴らしい素材を活かす演出やアイデアが、ちょっと平凡すぎる。

主人公ハイメの問題が「家賃滞納」って、
スーパーヒーロー映画の主人公にしてはスケールが小さすぎない?

ゴッサムシティのダークな世界に慣れてるDCEUファンとしては、ちょっと拍子抜け。

確かに、家族愛や友情といった温かい物語は良いんだけど、
もう少しダークな要素があっても良かったかも。

一周回って、

ジーン・ハックマンのルーサーや、

ジャック・ニコルソンのジョーカーのようなヴィランが懐かしい。

スーザン・サランドン演じるヴィランには期待大!

ジーナ・デイビスと地獄から復活なんて、
やりすぎだけど面白そう。

でも、モトリークルーにタイムボカン、
デカいソードとか、

ラストのシークエンスのようなことをやるなら・・・やらないか。

ジェームズ・ガンが手掛けたら、
もっと血みどろで過激なブルービートルが見られたかも?

正直なところ、「ブルービートル」は、スーパーヒーロー映画の王道を行き過ぎてる感がある。CGや美術は素晴らしいけど、脚本はもう少し冒険心が欲しかった。

もし、ジェームズ・ガンが監督だったら、もっと過激でR指定な作品になったかもしれない。

蛇足軒妖瀬布