「ジェームズ・ガンが撮っていたら、、、」ブルービートル 蛇足軒妖瀬布さんの映画レビュー(感想・評価)
ジェームズ・ガンが撮っていたら、、、
CGと美術は神がかってるけど、
脚本は…スーパーヒーロー映画の王道を行き過ぎじゃない?
スーザン・サランドンが「よくできた動画でしょ」と絶賛するCG動画。
確かに、ブルービートルのデザインや変身シーンは圧巻!
実写セットの作り込みも、まるでコミックから飛び出したよう。
しかし、その素晴らしい素材を活かす演出やアイデアが、ちょっと平凡すぎる。
主人公ハイメの問題が「家賃滞納」って、
スーパーヒーロー映画の主人公にしてはスケールが小さすぎない?
ゴッサムシティのダークな世界に慣れてるDCEUファンとしては、ちょっと拍子抜け。
確かに、家族愛や友情といった温かい物語は良いんだけど、
もう少しダークな要素があっても良かったかも。
一周回って、
ジーン・ハックマンのルーサーや、
ジャック・ニコルソンのジョーカーのようなヴィランが懐かしい。
スーザン・サランドン演じるヴィランには期待大!
ジーナ・デイビスと地獄から復活なんて、
やりすぎだけど面白そう。
でも、モトリークルーにタイムボカン、
デカいソードとか、
ラストのシークエンスのようなことをやるなら・・・やらないか。
ジェームズ・ガンが手掛けたら、
もっと血みどろで過激なブルービートルが見られたかも?
正直なところ、「ブルービートル」は、スーパーヒーロー映画の王道を行き過ぎてる感がある。CGや美術は素晴らしいけど、脚本はもう少し冒険心が欲しかった。
もし、ジェームズ・ガンが監督だったら、もっと過激でR指定な作品になったかもしれない。
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