恵まれた子供たち
解説・あらすじ
Netflixで2022年2月9日から配信。
2022年製作/107分/ドイツ
原題または英題:Das Privileg - Die Auserwahlten
Netflixで2022年2月9日から配信。
2022年製作/107分/ドイツ
原題または英題:Das Privileg - Die Auserwahlten
ホラー・・悪魔・虫・怪奇現象・カルト集団・儀式といった要素がありながら
別にどれをとっても傑出した面白味が無い薄いパン生地をさらに、薄くのばしにのばして作った映画。
色々要素を詰め込むのはいいが、それに主眼を置いているのかがぼやけていた話としてまとまっていない。
ざっくりとした話は、田舎町の割と裕福な家庭にいた主人公フィンと姉はある日自宅にいたが怪奇現象に見舞われておかしくなった姉が亡くなる。(というか主人公が突き落とす、突き飛ばして転落死する)
それ以来トラウマで通院と薬を服用する日々が続いている。
草食系男子のフィン君だが以外と女子友達は豊富にいる、なろう系かなw
サミラ(医者の娘で主人公は彼女に好意がある)・ゾフィー(同級生の女の子)・レイ(これまた同級生でレズの女の子)
ある夜ふと目を覚ますと謎の儀式が行われているのを目撃、次の日から謎の夢(予知夢)を見だしたり同級生らに異常が現れる。
ゾフィー(昨日儀式で何やらされていた女の子)は鼻血を突然出し倒れる、恋人ラモンはいきなりゾフィーと険悪の中になり主人公と相談しようとダイナーで待ち合わせするも中年の老婆に殺さる。
しかも殺された感満載な現場をみた警察は自殺ですねwと、色々説明する主人公だが全く相手にされない。
自宅へ戻り薬を飲もうとするが、何故か薬が気になりよくみると中に虫?が入っていた。
薬を割ってみると確かに虫のようなものが出てきた。
調べるとそれはカビやキノコの一種だと判明、しかもネクロフンガス・シビレタケという絶滅したキノコだった。
さらに知りたければ専門家のエリスカ・ノバクの所に行くといいと紹介されて尋ねると、強い幻覚作用があり黒魔術とか悪魔とかトンデモない代物ですぐにでも除霊しなしと言われるも、当然バカバカしいといってその場を去る。
所変わって祖父の出術に立ち会うため病院に訪れた主人公は祖父が元牧師だった事から、悪魔を見たことがあるかと尋ねる。祖父は病気だった少年を救おうと悪魔払いをしたが、その時悪魔をみてそれから人生が変わった・・・という。
手術の最中祖父の身体にメスが入ると中から得体の知れない何かが出てくるのが見えたが、ふとした瞬間目の前には何もいない幻覚か・・・
手術が無事完了したと言われたので、自宅へと帰る。
自宅には友達のサミラが来ており、その後レナが来る。
さらにエリスカ・ノバク親子が来て悪魔払いをしたい、いわくこの家は相当ヤバい
早く除霊しないと大変なことになるという。
廊下の壁を触るとよくないと言う・・・え?
霊との交信をはじめると彼女は私の物だ~と、名前を名前を尋ねると周辺機器が燃え出す。
そして何かが現れフィンらに襲い掛かろうとするが、ここでフィンの両親が帰宅。
儀式は完遂しないといけないと言うが結局中断して失敗。
何故かここでサービスシーンが始まり、事もあろうか不安になったフィン・レイ・サミラの3Pが始まる。しかもレイはレズだったのでは?w
う~ん唐突過ぎでしょwしかも主人公かなりの受動的な行動しかしないタイプなのに、性には積極的で自発的に行動しますw
翌日エリスカ・ノバク親子に再び会いに行くも居らず、街を出ていったとの事。
まるで悪魔から逃げ去るように立ち去ったらしい。
その後も廻りでおかしな現象が続き、レイが薬からトロンドタル社を調べていくと実は主人公もおかしな現象に巻き込まれた人物全員実子ではなく養子だったという事が判明する。
さらにエリスカ・ノバクの死体もあった、他にも死体があってネクロフンガス・シビレタケは死体から生成されていた。
ここからクライマックスになり、祖父に会いにいくも心肺停止状態で死亡した。(え~と手術して成功したんじゃないんですかねっていう突っ込みは無し)
悲しみにくれる主人公の背後から医者が注射し主人公は眠る、かつてエリスカ・ノバクがよくないと言った壁が隠し通路になっておりそこに運ばれる。(あ~そういうことねw、いきなり壁触ってよくないって意味不明だったもん)
サミラも縛られており、中には老婆やゾフィー・両親等がいて私たちはいろんな名で呼ばれる、堕天使、鬼、悪魔の手先、私たちは昔からいるとか何とか。
今日からお前も仲間だ、受け入れろとかまるでバイオ7のファミパン親父みたいな事を言い出し祖父の死体を運んでくると親父や仲間の口から黒い何かが出てくると祖父も立上り、口から黒い何かを出しながら主人公の口の中に入ろうとする。
そこにレナが現れ大暴れして火をつけて一行は逃亡、フィンの口から謎の植物を取り出す。
逃亡中何やかんやあってゾフィーを車で跳ね飛ばし、かつて姉が死んだ場所で車が衝突してサミラが死にそうになるがフィンが救出。
橋の上で一行は悪夢が終わったと歩き出すが、ここでサミラが振り向くと乗り移らて?憑依?乗っ取り?されていて物語は終了。
一応便宜上乗っ取られるとして、そうなると目が白めになるというのが見分け方でサミラは目が白くなっていたので乗っ取られていたのは確実という議論の余地はない。
結局悪魔なのか・植物が人間を乗っ取っているのか?寄生してるのか操っているのか。
トロンドタル社は悪魔が創設した会社で、悪魔が人間という器を得て世界を支配したいのか?色々詰め込み過ぎて結局冒頭にも行ったが何を伝えたいのか描きたいのかが、全く入ってこない作品だった。
何故寄生されると特権なのかも意味不明だしw
なんで“恵まれた子供たち”なんだろうと思ったら、そういう事か…。
ふっと「ローズマリーの赤ちゃん」とかが浮かんで来た(全然違うけど)。
カルト集団(と言って良いのか…それとも少し違う様な…)の輩達が崇拝する悪魔の、新しい器になるべき人間を大切に育ててたっていう話なんだけど…
なんて言うか…長かった!実質、長い訳じゃないんだけど、凄く長く感じた。
途中、意味不明な3Pもあり…。
自分らの世界を築き上げて行くとか、その下地として怪しげな薬品を開発したり…あんまり現実的じゃないんだけど。承認申請とかしても100ムリでしょ(笑)。
闇で売るつもりなのか???
最後は、こういう話に良くある終わり方で 特に捻りも無いし、人にオススメはしないかな。
ネトフリに勧められ(笑)観たが、なんとも不思議なホラー?映画だった。
すごくつまらないという訳ではなかったけど、結局何も解決しなかったので、スッキリせず。
憑依とか、悪魔祓いとか、ドイツでは身近なものなの?
突然家に来たガールフレンド、悪魔祓いの見学って。
家族以外がいても始めちゃうんだと思って笑えた。
もうあの時点であの子もやられてたのか?
菌の専門家?の母と息子、結局はタランチュラを置いて(笑)逃げてしまったわけか。
その辺も不完全燃焼だし中途半端。助けてあげてよ〜
しかし、目的は…薬による世界制覇なの?
最後はなんとか逃げ切った感じではあったけど、やはりという終わり方。