劇場公開日 2024年1月5日

BLOODY ESCAPE 地獄の逃走劇のレビュー・感想・評価

全34件中、21~34件目を表示

3.0乗れず、浸れず、楽しめず

2024年1月7日
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鑑賞方法:映画館

知的

難しい

寝られる

アニメ作品は昔から好きで、中でもSFは大好物なので、本作には予告から興味をもち、公開初日に鑑賞してきました。

ストーリーは、魔改造された実験都市・東京を舞台に、人体実験により改造人間にされたキサラギが、東京制覇をもくろむ不死身の吸血鬼集団「不滅騎士団」や、殺された親分の復讐を誓うヤクザに追われる中で、さまざまな秘密が明らかになっていくというもの。

ポリゴン・ピクチュアズらしい映像は、劇場クオリティとして申し分なく、未来の東京を舞台とする世界観によくマッチしています。滑らかな動きと巧みなカメラワークを駆使したハイスピードアクションも、終始暗めの絵づくりなのがもったいなかったですが、とても見応えがあります。キャスティングについても、劇場版アニメにありがちな人気タレント起用をすることなく、実力のある声優をずらりと並べており、演技の点でも何の不満もありません。

それなのに!なぜか乗れず、浸れず、楽しめず。その原因は、設定や世界観のわかりにくさです。冒頭ではわからなくても、話の展開に合わせて理解が進み、しだいに惹きつけられていく作品が多いと思いますが、本作ではそれがちょっと遅く、なかなか没入しづらかったです。終盤になってやっと話がつながり始めておもしろくなるのですが、時すでに遅し。この日4本目の鑑賞で集中力の落ちていた自分にも責任はありますが、序盤でもう少しやさしく作品世界に誘ってくれるとありがたかったです。

また、ヴァンパイアだけでも成立するストーリーのようにも思えますが、多様な種族が存在していることが物語にどのような効果をもたらしているのかもよくわかりませんでした。多様な価値観や外の世界への憧れ等を描きたかったのでしょうか。本作がテレビアニメ「エスタブライフ」と世界観を共有していることを鑑賞後に知ったのですが、先に視聴していればもっと楽しめたのでしょうか。時間があればそちらも観てみようと思います。

キャストは、小野友樹さん、上田麗奈さん、斉藤壮馬さん、内田雄馬さん、山寺宏一さんら、そうそうたる顔ぶれです。中でも、山寺宏一さんの演技はすばらしいの一言です。

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おじゃる

3.5アニメは未視聴、世界観が理解出来てからは良作

2024年1月7日
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鑑賞方法:映画館

アニメ版は未視聴だったが予告が面白そうだったので鑑賞。

途中まで世界観、登場人物の理解が追いつかなかったが、中盤までには最低限の舞台背景は分かるようになっており、それ以降は物語にのめり込めるようになります。

3DCGの画は好みが分かれるが、アクションシーンの動きは素晴らしい。

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shige

3.5主人公キサラギより戦闘で大活躍する人とは(笑)。

2024年1月7日
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興奮

難しい

いろいろと設定が複雑で見た目の情報量も多くて世界観の全体像を把握するのに時間を要しました。

遠い未来、環境破壊が進んだ地球で人類は種として存続するために独自の進化を遂げる必要がありました。自然発生的、人工的を含めてそれぞれ特化した形態、能力を得た「新たな種族達」はそれぞれクラスタという単位に分かれて都市形成し、独自の文化、価値観を形成してます。クラスタは周囲を囲む物理的障壁がある以外に互いに長年に亘り情報封鎖されていて、クラスタ間での移動は重罪(理由はよくわからん)みたいです。クラスタ自体が自治権をもちますが、江戸城??に居る権力者に全体管理されている模様。

冒頭、主人公のキサラギが以前所属していたクラスタが擁する不滅騎士団から逃げ出した描写がアクション全開!で
描かれます。

不滅騎士団=吸血鬼軍団であり、その組織から逃げたキサラギがバンパイヤの特性(不死やらなにやら)を持ってることが示唆されます。が、その特性よりむしろ機械化された身体の機動力が勝り、特に自分の血をあるデバイスに注入し血塗られた弾丸を作成し射出することが最も吸血鬼に対して殺傷能力がある模様です。同族の血を定期的に摂取しないと死んでしまうおまけ要素付きです。

以上、豪快なアクションを純粋に楽しもうとする気持ちと複雑な設定を必死に把握しようとする心が常に脳内で平行処理されていました。

結果、入りのアクションシーンは最初からド派手でしたが、上記の脳内処理もあってあまり痛快無比な印象は残りませんでした。そして何よりこの主人公、雑魚に対してもすぐ切り札切るあたり、あんまり強くないのでは・・・とさえ思った次第(笑)。

以降、彼が日本的ヤクザが牛耳る新宿クラスタに逃げ込んで、満身創痍なところを以前、仲間だった奴の妹に偶然助けられます。過去のある出来事からキラサギとその妹との間には遺恨があり精神的な壁があります。

結局、ヤクザと吸血鬼軍団から皆んなで逃げよ、ということになりますが、逃げ先の第一候補が今、私が単身赴任で住んでいる場所なのでなんかとても嬉しい気持ちになりました。本当、個人の都合で申し訳ない(笑)。

ただ、最終場面で秘密道具を得たキサラギもちょっと身体の使いづらい箇所に装着するからか戦闘シーンが複雑にカオス化してしまい、怒涛の映像の展開があるにも関わらず、何か常に爽快感に欠けてしまったのは本当に残念な部分でした。

一方、妹さん(ルナルゥ)は追い詰められた際の吹っ切れた躊躇いのない銃火器の扱いが素晴らしく、そしてそれは狂気じみてもいて本当に良いシーンの連続でした。ヤクザクラスタ出身は伊達じゃないってことですね。新宿クラスタの学校の授業でも銃火器総論とかありそう(笑)。
こっちがメイン張っても良いってくらいでしたよ。何か追加設定をし、もっと戦闘時に活躍出来る戦闘シーンを増やすべきでしたね。

では。

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やまちょう

2.0個人的にはハマらなかった

2024年1月7日
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鑑賞方法:映画館

テレビアニメ版は未視聴。
だからなのか設定やキャラがあまり入ってこない。わかるんだけど、のめり込めない感じ。バトルシーンはそれなりにカッコいいけど、やはり今一つ乗り切れなかった自分がいる。だから全体的に退屈に思えてしまった。これは完全に好みの問題。 ファイナルファンタジーっぽいキャラデザは嫌いじゃないのになんだろう。
同じような設定と話でタランティーノあたりが映画を作ったら楽しんで観れていた気がする。不思議な感覚だ。

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kenshuchu

3.0エクアの声優さん

2024年1月6日
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怖い

単純

難しい

tv版を視聴済なので世界観はだいたい解った上で観賞しましたが作風はずいぶんと変わっていました。

tv版は良くも悪くも「ゆるくて誰も死なずのギャグ調」の作りだったと思うけど本作はたくさん死にます。バトルアクションもたくさんあります。

何より逃がし屋チームはかなり脇役です。てか、エクアの声優さん変わってんじゃん、気に入ってたのに、とても残念。(代役さんごめんなさい)

感想としては、どうだろう?

グレイトエスケイプを期待して行ったらぜんぜん別作品やんけ!って感じですね。あらすじやバトルアクションとかはしっかり描けてて悪くはないですが、期待してたのとはちょっと違う。

そりゃまぁブラッディエスケープって題名変えてるんだからしょうがないか?

ハードボイルドバトルアクションとして楽しみたい方向けですかね。

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ダークブライト

3.0展開の早さ

2024年1月6日
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鑑賞方法:映画館

が凄いので、少しついていけない部分もありましたが、設定は近未来に有りそうなものでしたので、面白かったです。キャラ設定も良かったですね。

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ごっとん

4.0Poisonous blood

2024年1月6日
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都市のクラスターはほぼそのままのような、横浜には希望が有るのか?
bloodyとタイトル銘打っている通り血がキーとなるストーリー クラスター毎にルールが違うことや、闘う大義の違いについても今の世界みたいだなと思った
兄の思いが切な過ぎるけど、バトルシーンは迫力で大満足
用語がコロナ禍みたいだけど...

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ゆう

3.0世界観を理解していないから…

2024年1月6日
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どうしてもバトル合戦、追いかけ劇しかわからないから飽きてしまう…迫力あるけど睡魔あり。全く知識ないとつらいかな…。

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peanuts

4.0ドラキュラ娘が白目を剥くと

2024年1月6日
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鑑賞方法:映画館

 菊池秀行の『魔界都市 新宿』をさらにサイバーパンク化した世界観で、ビジュアルは完全に自分好み。キャラ立ちもはっきりしていて、テレビシリーズもゲームもしていない自分だが、すぐにライドできた。

 ヴァンパイア種族を率いる転法輪は、山寺宏一が演じているだけあって、圧倒的な存在感。転法輪に仕えるドラキュラ娘がいるんだけど、この娘が面白い。白目を剥くと暴虐キャラが令嬢キャラが入れ替わる。

 人類は、壁に囲まれたクラスタという街でしか生存できないらしい。そのクラスタを統括する上位組織の存在も仄めかされていて、先の物語が気になる。

 アクションシーンも派手で、見応え十分。怒りのデスロードのウォーボーイズのような少年も登場して、最後まで楽しめる作品でございます。

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bion

3.5結構

2024年1月6日
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面白くて、周辺見て埋めようと思ってます

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michi

4.5傑作なのでヒットして欲しい

2024年1月6日
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泣ける

興奮

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桜春

3.0CG造形キャラクターの表情芝居の違和感

2024年1月5日
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鑑賞方法:映画館

コトブキ飛行隊や虚淵GODZILLAなどもだけど、どうもCGキャラの表情やヌルリとした日常動作には慣れない。
終盤のカバネリ的列車アクションとかは楽しかったし、ディストピアな世界も消化に時間がかかったけど広がりを感じて良かった。
要素の詰め込み感、ヴァンパイアだけだと本当カバネリかもだけど動物系は活かせず。
尺の都合か、ヒロインの心情の変化も各キャラの思いも共感など難しかった。
テーマとか世界背景、台詞回しのいくつかは魅力的で、流石谷口監督と思えたけど、、、。
表情芝居が必要な作品だったのではと思う。。

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kawa

4.0テレビシリーズを絡めてもそうでなくても

2024年1月5日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

アニメらしいアニメを、コンパクト単独読みきり的に楽しめました。もちろんTVシリーズを見ていた方がいいとは思えますが、そうでなくても十分楽しめると思えました。
シリーズよりかなり重々しく感じた予告に多少危惧したところはありましたが、同様に軽やかに観賞できました。絵も、良くも悪くも、かなり軽い感じだったし─。
このシリーズはキャラの雰囲気が結構好きで、今回のシリアスチックな新キャラ含め、期待通りいい感じでした。

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SH

4.5英雄と神話

2023年12月24日
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鑑賞方法:試写会

『エスタブライフ』を知らずに鑑賞。
逃し屋のキャラクター1人1人が魅力的で、これだけの出番では勿体無い!と思いながら見てましたが、それもそのはず。笑

突然物語が始まるので、何?誰?となりますが、スピーディーなアクション中に説明台詞が盛り込まれているので、徐々に関係性と世界観が把握できていきます。
私のような初見の方もご安心ください。

ラストは、この先に続いている他のクラスタも見たくなる気持ちにさせられましたが
シリーズでは既に、秋葉原、上野、池袋、お台場、白金なども描かれていたようで、ものすごく見たくなりました。

序盤のアクションのカメラの移動がカッコ良くて、一気に引き込まれました!
基本的にサクサク物語が進むので、あまり叙情的だったり感傷的になる時間は少ないのですが、
関係性は理解できているので、ラストに向けていろんなことが明らかになっていくにつれ、それぞれの思いが切なかったです。

ジャミはドタバタとうるさいお調子者キャラだと思っていたけど、ラストはまさかの胸熱の展開で、めっちゃ好きなキャラになってました。笑

しかし、やっぱり山寺さんは日本の宝ですね。何とも微妙なニュアンスを加えて素晴らしいキャラクターを作り上げていました。
もはや世界の宝か?
町のデザインももちろん日本的ですが、不滅騎士団のデザインも和テイストなので、むしろ海外でもウケそう。

個を犠牲にしてでも民族を守る為の戦いだったはずが、実は…
落とし所にゾワッとして、少数民族についてもいろいろ考えさせられました。

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shiron