「タクシー運転手の言葉が素敵です。」ミセス・クルナス vs. ジョージ・W・ブッシュ よしさんの映画レビュー(感想・評価)
タクシー運転手の言葉が素敵です。
テロリストの容疑をかけられ、アメリカによりグアンタナモ収容所に収監された息子。彼を取り戻すべく奮闘する母親と弁護士の奮闘を描く物語。
悪名高きグアンタナモ収容所に纏わる物語の一つ。
鑑賞前は、母親あるいはその弁護士の独創的なアイデアと行動力で、異例の裁判に持ち込んだのかと思っていましたが、そうではありませんでした。
母親の苦闘は当然ですが、裁判自体は他の団体が起こしたもの。彼女達は、それに加わっただけで、映画としてはかなり落胆してしまいました。
この映画の見所は、主人公である母親のキャラクター、パーソナリティでしょう。
愛息の消息に悲嘆を募らせながらも、自らのペースを崩さず、ユーモアを忘れず、周囲を巻き込んでいきます。
その様子は、爆笑する程ではありませんが、クスッと笑いたくなるものでした。
私的評価はやや厳しめです。
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