「フランス語の深夜ラジオの魅力」午前4時にパリの夜は明ける ももさんの映画レビュー(感想・評価)
フランス語の深夜ラジオの魅力
冒頭よりアンニュイな雰囲気のまま最後まで乗車しました。
母、娘、息子、それぞれが漠然とした不安を抱えて、少しトゲのある雰囲気。
互いを思いやる心があるけども、使い方がわからないといった感じのもどかしさはどこの国でも共通感覚ですね。
帰る場所のない小鳥を拾うところから少し家族の風が変わるんですけども、大波が起こるわけでもなく、日々は淡々と、そしてそれぞれの人生に転機が訪れるわけでもないところがフランス映画らしくて好きでした。
自分の人生が他人によって大きく揺るがされることは無い。
自分の人生は自分が主役。
と言ったところでしょうか。
それにしても、フランス語深夜ラジオの魅力よ。
眠れない夜にぽっとつけたラジオから聴こえてきたら寂しくて優しくて最高だなぁ
コメントする