劇場公開日 2024年3月22日

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コール・ジェーン 女性たちの秘密の電話のレビュー・感想・評価

全54件中、41~54件目を表示

3.0不自由の国アメリカ

2024年3月23日
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権利を勝ち取るまでのストーリーかと思いきや思わぬ方向へ主人公が突き進むのでビックリした いやいやそれは闇の中の闇もいい所だし、どうせ違法だからあれで良かったんですかね 途中何を伝えたいのか分からなくなり、違法でもあれだけ望んでいた女性達がいたということかいな?
中々リアルな診察台シーン、シガニー・ウィーバーの安定感は良かったかな

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ゆう

4.5中絶をテーマとしたドラマ

2024年3月23日
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鑑賞方法:映画館

ちょっとユーモアもあって暗くならずにした社会派ドラマで中々面白かった‼️ピンクでレコードと当時の楽曲でお洒落な映像。雰囲気も◎ 夢中で観た2時間でした。

カボチャ🎃取りのようなんですね。(笑)

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ノブ様

3.0良い話・・・なのかな?

2024年3月23日
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鑑賞方法:映画館

難しい

1968年のアメリカ・シカゴで、ジョイは弁護士の夫と娘の3人で、不自由ない暮らしを送っていたが、2人目の子どもを妊娠した際、心臓の病気が悪化してしまった。治療法は妊婦じゃなくなること、だと担当医に言われたが、当時の法律で中絶は許されておらず、病院で中絶手術を拒否されてしまった。そんな中、ジョイはバス停の張り紙から、違法だが安全な中絶手術を提供する団体・ジェーンを知った。中絶手術を終えた後、ジョイはジェーンの一員となり、中絶が必要な他の女性たちを救おうと、最初は送迎、次に手術の助手、そして・・・てな話。

法律違反だが困ってる人を助けた。そして、1973年に中絶が出来るように法律が変わった。
良い話なのかな?って観てたが、なんかすっきりしない。
たまたま死人が出なかっただけで、無免許の医師が人工中絶するのを良しとするのはどうかと思った。
もし、何かのハプニングが起きたらどうするつもりだったのだろう?
リスクが高すぎて、スッキリしなかった。
後で調べてみると、2022年6月、女性の人工中絶を認める1973年の最高裁判例が覆っていて、現在は州によって合法か違法かが違うらしい。
トランプがやっちまったんだなぁ、って思った。

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りあの

5.0多くの方に見ていただければと思うところ(発展的な内容など入れてます)。

2024年3月23日
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鑑賞方法:映画館

今年115本目(合計1,207本目/今月(2024年3月度)33本目)。
(前の作品 「四月になれば彼女は」、次の作品「ブリックレイヤー」)

 直接的には日本のお話ではないものの、実質的には法律枠ではあります。
以下、感想や調べた内容ほかは行政書士試験合格者レベルのお話です。

 映画そのものは、もとになる事件をモチーフに描いているので、あることないこと変えられず、また結末も変えようがないのでかなり淡々と進みます。この映画で描かれているできごとは、その後アメリカという国においてたびたび国を分断するほどの議論を巻き起こす出来事となってしまいますが(後述)、映画内ではそこまでの言及がなかったのがちょっと惜しかったところです。

 また、あまり法律的な知識がない方でも見られるようにという配慮から、このできごとが国内(アメリカ国内)で何をもたらしたかなどの発展的な観点にかけてしまうため、「それでいいの??」という観方にどうしてもなってしまう点、また、それを助長しかねない点(妙に陽気なBGMが流れるなど。ちょっとBGMについてはチョイスして欲しかった)など、個々気になる点があります。

 ただ、実際にアメリカで何が起きたのか、また現在起きているのか、日本ではどうなのかといった発展的なことは映画では描かれておらず、こうした部分についてはやはりレビューサイトで個々書くものだと思うので、そこに入ります。

 採点に関しては明確に気になったのが以下のところです。

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 (減点0.2/BGM(背景音楽)に配慮が足りない)

 この映画をどうとらえるかという究極論に突入する点は理解するものの、極端に陽気な音楽ばかりチョイスするのもどうなのかな…といったところです(どこまで法律的な話に立ち入るかは別にして、問題提起型の映画ではあったはずだと思っています)。
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 ★ 以下は、行政書士合格者レベルでのお話です。

 (減点なし/参考/この事件をめぐって当時何が起きたか)

 ※ アメリカと日本では裁判制度が異なりますが、特に趣旨が変わらない限り日本の基準によるものに修正して書いています(本質論は変わらないため)。

 ・ この時期、この件とは別に、妊娠中絶を認める認めないの裁判が争われており、憲法裁判とし、憲法審としてアメリカ最高裁で争われていました(憲法裁判とは、憲法のある規定が違憲であると争う類型をいい、憲法審とは「その範囲だけで、合憲違憲を審議する」もの(通常は最高裁が担当する)です。

 この事件で逮捕された原告は、趣旨が同じであるこの判例が出て、それをもとに裁判をすすめるという「遅延戦術」を取りました(ただ、これ自体は趣旨としては理解できる)。この「そもそも妊娠中絶を取り締まる規定が憲法に反するか」の判例が確定すると、こちらの事件(映画内で描かれている事件)もそれに従って対応されています。

 ※ 日本では憲法学習では「判例百選(憲法)」を使うことが多いですが、アメリカの法学習制度においても、そのような「アメリカ版判例百選」にもこの判例は掲載されているものと思います。

 ※ 詳細についてはネタバレになるので省略。

 (減点なし/参考/この事件をめぐって、その後何が起きたか)

 妊娠中絶を「選択」できる権利を「プロチョイス権」といい、これを主張した人や団体に対し、胎児の生命を優先する「プロライフ権」という概念を支持する人、団体ができ、この後、アメリカは考え方により世論が二分され、「この事件」の後も大統領レベルで(有名どころではレーガン大統領、クリントン大統領など)が「範囲を超えて」裁判に介入しようとしたり(制度は異なっても、日本と同じように三権分立の考え方はアメリカにもあります)、女性の有力者(有名なところでは、ヒラリー・クリントン氏など)も独自の考え方をもったりと、妊娠中絶は是か非かで、アメリカは二分されていくようになり、現在(2024年)にいたっては、判例の見直しも一部行われています(詳細についてはネタバレ回避)。

 また、アメリカは基本的にキリスト教文化を持ちますが、それとの結びつきにより宗派論争になるなど混乱も見られます(現在においても軽い対立は見られる)。ただ、一つのアメリカの「憲法審」によって一つの解決を見た事件であることは間違いがなく、アメリカの判例を探すと必ず出てくるものです。

 (減点なし/参考/日本においての事情)

 日本では刑法に「堕胎に関する罪」として、堕胎罪(単純堕胎罪(自己堕胎罪ともいう))から、不同意堕胎などいくつかの罪が規定されていますが、同時に母体保護法により条件を満たしたときの堕胎は罰されないとされたため、これらの規定は実質的に「不同意堕胎」(ときどき事件では見られる)以外は事実上見ることができません(戦後の判例を検索しても、堕胎の罪で最高裁まで争われた判例は10件あるかないか)。

 ただそれでも日本において堕胎罪(単純堕胎罪)が置かれているのは、それでも時々発生する「不同意堕胎」の事件の「基本類型」はあくまでも堕胎罪(単純堕胎)であるという事情で(刑法の規定上、不同意堕胎等は、単純堕胎の特殊ケースという扱い)、単純に刑法を改正すると解釈がおかしくなるという問題が一つあります。

 もう一つは、堕胎行為を罪として刑法に明確に規定することで、殺人・傷害(暴行)の場合と「対象によって適用される罪が異なる」ことを明確にする趣旨があります。

 ※ こうした学問上の「解釈論」が残るため現在でも置かれているもので、戦後もふくめておよそ争われた類型ではないので、判例も何も探すほどしかないという状況です。

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yukispica

3.0

2024年3月23日
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単純

難しい

人工妊娠中絶が違法だった頃のアメリカで、推定1万2000人の中絶を手助けしたとされる「ジェーン」という団体の話。

1968年シカゴで、鬱血性心不全により妊娠を継続すると生存率は5割と言いつつ、病院の理事会の結論は中絶反対で手術不可という無茶苦茶な結論を出されたジョイが、中絶する方法を模索する中「ジェーン」に助けを求めることになっていく。

信仰や時代背景、そしてお国柄もあるけれど中絶を「女性」の権利と括るのはいかがなものかと少々モヤモヤ。
そして、ジェーンの行っていたことも、実際にどうだったのかは知らないけれど、人命に関わるトラブルが起きた場合のバックアップ体制がまるで描かれておらず、本当にこれを手放しで称賛して良いのか?と又モヤモヤ。

行ったことや実績は素晴らしいけれど、ド素人ですよね!?結果オーライで済む話しか!?
結果にしても、そういう映画にしちゃうのもある意味流石アメリカ、とちょっとビックリだった。

そして、作中では謳われていなかったと思うし、詳しくは知らないけれど、今又州によっては中絶禁止になっているとか…。

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Bacchus

4.0やはり宗教観だけではないと感じる

2024年3月22日
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普通の人物が闘士になっていく物語が好きだ。平凡な生活を送っていたのにひょんなことから社会の矛盾に気づき闘いに目覚めていく。ヒーローもののようにある瞬間に変身するわけではない。変化は徐々に。いつの間にか闘いの前線に立っていたりする。そんな物語が好きだ。
実は本作がそんな物語になると思っていたわけではない。現代にいたってもいまだに中絶を禁止しようとする動きがアメリカにあることに少し関心があったから。宗教観だけじゃないだろと。カウンターカルチャー的な意味合いが込められた映画であれば、闘士に育っていく物語になってもおかしくないよな。予想していなかった自分を叱りたい。
中絶ができない社会とは女性が選べない社会である。改めてそんなことを教えてくれる映画だった。主人公のジョイの夫は弁護士だから、当時の男性の中では理解がある方だったのだろう。それでも、冷凍料理が続くことに嫌味を言うし、妻が家事以外のことをすることを快く思わない(浮気を疑っていた感じもしたけど)。「女性でも望めば何にでもなれる」という発言が建前すぎて白々しい。個人的にはとても象徴的なシーンだった。
そんな中、自分の命を守るため中絶という道を選んだ彼女が、中絶を通して貧困や男からの暴力に苦しむ女性を助けようとするのは当然の流れかもしれない。やはり特別な才能があるからそんな闘士になるというわけではない。その時代の矛盾を感じる状況にいれば誰でも闘士になりうるということなんだろう。少し駆け足になったが清々しい終わり方だった。ジェーンの活動は終わりを迎えたが、本当の意味で終わってはいない。そんなことが伝わってくる、いい映画だった。

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kenshuchu

4.0良いと信じた事をする為には、違法も厭わないアメリカ人の善良さ

2024年3月22日
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中絶が違法の時代に
困っている人を助ける地下組織。
発覚するが、市民運動で助かる。
当時の米国の反戦平和ヒッピー。
しかしそこには単なる無軌道では無く、
善意があった。
アメリカ人の善良さ。
1968年のアメリカ車も興味深い。

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東條ひでき

3.5絶望と恐怖

2024年3月22日
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そして希望

中絶が違法だった頃の話
『あのこと』もそうだし、『17歳の瞳に映る世界』は未成年の望まぬ妊娠についての話
老若男女こういう映画を見て、それぞれ考え話し合ってほしい。
中絶についてもそうだし、そもそもの避妊についても。

この映画は重い題材の割にテンポよく進むので見やすいと思う
たくさんの人に見てもらい、どこかの知らない他人事ではなく、自分たちの事として考えるきっかけになりますように

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m m

3.5あまり深掘りされてはいないけど…

2024年3月22日
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時代、を痛感させられるなー。母胎を気遣わない男性社会が普通だったんだと。どこまで実話かわからないけれど、命にかかわる中絶手術まで素人が踏み込んでしまった流れは全賛成にはならないがこういう活動家達がいるから今があるんだって事、気付かされる。

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peanuts

3.0コール・ジェーン -女性たちの秘密の電話- 非常に見やすて分かりや...

2024年3月22日
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鑑賞方法:映画館

コール・ジェーン -女性たちの秘密の電話-

非常に見やすて分かりやすい実在した自由運動の作品。
本作では中絶を違法とすることに対する自由運動。
エリザベスバンクス演じるジェーンが病気を理由に中絶を決断するも医師たちから中絶手術を断られ、それどころか彼女の体なんか心配すらされてない悲しい経験から望まない妊娠の違法中絶を手伝い、
そしてそれらを始めていくうちにお金もなく違法中絶すらできない社会的弱い立場にいる望まない妊婦さんの為に自らが中絶手術を行うといった中々思い切った事をする主人公でありながらも、弱い者を助ける為と言った真っ直ぐな彼女の姿に心打たれた。
最後の方の家族の支えはあっさりしており、もう少し家族パートもじっくり見てみたかった部分もあるが、実話を知りそして勇気をもらえる作品であった。

個人的な2024年洋画新作鑑賞ランキング
1 ネクスト・ゴール・ウィンズ 4.8
2 Firebird ファイアバード 4.8
3 コット、はじまりの夏 4.7
4 ARGYLLE/アーガイル 4.7
5 アリバイ・ドット・コム2 ウェディング・ミッション4.5
6 バティモン5 望まれざる者(横浜フランス映画祭2024) 4.5
7 デューン 砂の惑星 PART2 4.5
8 愛する時(横浜フランス映画祭2024) 4.5
9 ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ 4.5
10 アクアマン/失われた王国 4.5
11 ニューヨーク・オールド・アパートメント4.3
12 異人たち 3.7
13 ミツバチと私 3.6
14 12日の殺人 3.3
15 コール・ジェーン -女性たちの秘密の電話- 3.2
16 コヴェナント/約束の救出 3.0
17 僕らの世界が交わるまで3.0
18 ストリートダンサー 3.0
19 カラーパープル 2.9
20 弟は僕のヒーロー 2.8
21 RED SHOES レッド・シューズ 2.8
22 関心領域 2.6
23 ジャンプ、ダーリン 2.5
24 エクスペンダブルズ ニューブラッド 2.3
25 けもの(仮題)La Bête(横浜フランス映画祭2024) 2.3
26 マダム・ウェブ 2.3
27 落下の解剖学 2.3
28 ダム・マネー ウォール街を狙え! 2.3
29 哀れなるものたち 2.3
30 DOGMAN ドッグマン 2.2
31 パスト ライブス/再会 2.2
32 ボーはおそれている 2.2
33 ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人 2.2
34 瞳をとじて 2.2
35 ゴースト・トロピック 2.2
36 葬送のカーネーション 2.2
37 Here ヒア 2.1
38 ハンテッド 狩られる夜 2.0
39 サウンド・オブ・サイレンス 2.0
40 ポーカー・フェイス/裏切りのカード 1.9
41 アバウト・ライフ 幸せの選択肢 1.8
42 サン・セバスチャンへ、ようこそ 1.8
43 VESPER/ヴェスパー 1.5
44 フィスト・オブ・ザ・コンドル 0.5

番外
QUEEN ROCK MONTREAL 5.0
私ときどきレッサーパンダ 5.0
FLY! フライ! 5.0
π〈パイ〉 デジタルリマスター 2.0

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ego

4.0自分の身体のことは

2024年3月22日
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冒頭からの普通の幸せな家庭のシーン、そうした主人公すら自身の身体に対する判断を自ら下すことが出来ないのだという状況を伝えるためとは分かるが、ちょっと退屈だった。
しかしいざジョイが自ら歩き始めてからは実にテンポが良いし、ユーモアたっぷり。だんだん調子に乗ってきて教えろと迫るあたり、自分の出来ることが嬉しくて仕方ない様子、上手く描いていると思う。
結局、自分の身体のことは自分で決めることが出来なくてはならないし、他人の役に立つことは楽しいし自尊心にも繋がる。
終盤の解決策にはちょっと賛成できないし、最高裁の判断までの展開を飛ばすんじゃなくて観たかったなとは思うが。
しかし旦那とケイト・マーラとのあのシーン、要る…?

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ぱんちょ

3.5心が痛くなる

2024年3月10日
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鑑賞方法:試写会

中絶措置のシーンが生々しく心が痛む。。違法行為は褒められた事ではないが、誰かを助けたい、救いたい、という気持ちには共感しました。中絶経験者である主人公自身も、体のケアより心のケアを求めて、「誰かと繋がりたいの」と告げる場面が印象的でした。

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tomoboop

4.0アメリカで再び中絶禁止の動きが出ている昨今とても興味深かった。男性も女性もみんなに観てほしい。

2024年2月25日
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凄く良かったです!
中絶しなければ心臓病で死んでしまうと言われた妊婦が当時法律で禁じられていた中絶手術を秘密の組織で受ける。その後自ら女性を救う為にその組織に入って奔走。国に中絶禁止の法律を撤廃させる。実話です。
中絶はいけないものとして、例え命に関わっても認めようとしない医者たち、家族の理解等・・色々描かれていて面白かったです。

アメリカで再び中絶禁止の動きが出ている昨今とても興味深かったです。
エリザベス・バンクス、シガニー・ウィーバー

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snowwhite

4.0重い話をソフトにだけど的確に刺してくる。

2024年2月23日
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ゆーにゃん
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