劇場公開日 2024年12月13日

太陽と桃の歌のレビュー・感想・評価

全55件中、21~40件目を表示

4.0変わりゆく時代と家族の崩壊になす術なし

2024年12月26日
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エロくそチキン2

3.5タイトルなし(ネタバレ)

2024年12月26日
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りゃんひさ

4.0仕方がない

2024年12月24日
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一見、平凡で幸せな家族も問題を抱えていないわけがない。
仕方がないという連続が、家族の形なのかもしれない。

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ドラゴンミズホ

3.5生きるって不条理に囲まれること

2024年12月23日
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一見のどかな農家の家族(親族)にいろいろと不条理な出来事がわいてきます。
農地を奪われる=仕事が無くなる。でも農地に立つソーラー関連の仕事になら就ける。
丹精込めた作物が買い叩かれて誇りも捨ててしまいたくなる農家たち。
学問が大事、勉強しろと言われながら家業をしっかりやれと、どうすりゃいいの状態の娘。
きょうだい仲たがいでいとこと遊べずプンプンの娘。
そんな局面に置かれながらも血の繋がった者同士だからこそ(義兄弟も含みます)のなあなあと、そこはキッチリさせなきゃの行きつ戻りつ。
何処にでも起こり得る難問ですね。
美しい風景に誤魔化されがちですが、人の内面を描いた良作に感じました。
ただ、無音状態や展開の遅さ、関係性の説明不足など、体調によっては寝落ちの危険性もはらんでいます。
それにしても土地の権利関係は当事者同士が存命のうちにキッチリしとかなきゃならないのはどこの国も同じですね。
教訓を再認識しました。

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ニコラス

2.0わかりませんでした。

2024年12月23日
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日本人のわたしにはよくわからない映画でした。
最後のシーンとか。

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kazu565

3.0え?ここで終わり?ダメちょっと思った けど、 こどもたちがとにかく...

2024年12月22日
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え?ここで終わり?ダメちょっと思った

けど、
こどもたちがとにかくキュートなのと、
田舎のイタリア人の人との距離感の無さが新鮮で、
全体通すと、見て良かった

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jung

3.5太陽(光パネル)と桃の歌

2024年12月22日
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ソーラーパネルって本来は環境のためのものだったはずが、設置のために伐採など本末転倒なことをしてみたり、今やトラブルの象徴のひとつというイメージ。
これが映画になるってことは、世界中どこでも起きていることなんだなぁ。

明るそうなタイトルだし気候も良いのに、一族を取り巻く環境がヘビー。
契約書を交わすことがなかった時代の事を発端に、ギスギスと家族が分断されていって、関係ない子供たちも巻き込まれて観ていてずっと嫌な気持ち。
テーマは現代の問題で良いのだけど、ソーラーパネルに絞った方が良かったかなぁと思う。
作物の買い叩き問題も同時進行だと家族の精神的負担も大きいし、ピニョールと農協がグルにも見える。

もっと軽いノリの騒動かと思ってたから、期待と違いすぎてうーん。

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コビトカバ

4.0ビター

2024年12月22日
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予告編から思ってたバランスとは大分違う…
桃畑での子供たちのひと夏の冒険と大人たちの葛藤、かと思ってたらほとんど後者の話に前者がまぶされてる程度だった…ww
で、ひと夏の顛末は分かるけど、結局何を変えられるでもなく流されていく…むしろそういうところがエモいっていうね…
親父のダメさも含め、わりとビターな話でしたね…

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ぱんちょ

3.5怒りの桃🍑🍑🍑

2024年12月21日
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泣ける

悲しい

桃の栽培を生業とする農家が、ソーラーパネルの設置のため立ち退きを強要される・・・‼️近代産業に呑まれてしまう桃農園、そして政府に作物を安く買い叩かれる農家の苦悩と、それに伴う家族間の考え方の違いによる親子喧嘩、夫婦喧嘩、兄弟喧嘩を悲哀を込めて描いた作品‼️世界のどこにでもある農家の問題を描いた現実的なドラマで見応えはあるのですが、結局は現実を受け入れるしかない家族の姿は、観ていてネガティブな後味が残る‼️映画なんだから、もうちょっとドラマチックな展開があって良かったのかもしれません‼️

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活動写真愛好家

5.0会話と大地と子供たちの声

2024年12月21日
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ずっと観ていたくなる。今年の洋画の中では一番だった。経験を積んだ大人に観てほしい。何か感じるものはあるはず。

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komomo_chata

3.0家族の中で孤立していく男は、自分の不器用さを環境や人のせいにして棚上げしてしまうもの

2024年12月20日
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悲しい

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Dr.Hawk

3.0時すでに遅し。

2024年12月20日
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地主と戦うでも無く、交渉するでも無く
家族がバラバラにされた感じ。
ソーラーパネル工事が庭先に来てようやく危機感をもったか?

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あらじん

2.5太陽と桃の歌(映画の記憶2024/12/20)

2024年12月20日
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悲しい

単純

第一次産業従事者の日常を描いた作品。資本主義の圧政に苦しみながらもたくましく生きている姿が映画とはいえリアル感ある。孫の純真無垢な行動がお爺さんの心に響くとこは、世のお爺ちゃんの心を鷲掴みにするだろう。
原題と邦題が違うの意味あんの?って時が割と多い中、この作品に関してはこの邦題作った人の文学的才能を褒めたい。(直接的だが)
ただ、内容的には派手な作品や詰め込んだ作品とは対極な作品なため好き嫌いは別れるだろう。
ショベルカーってVOLVO製のあるんだね。
(個人的評価5.5点/10点中)

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motorad_kira

3.5地の糧、歌う人々

2024年12月20日
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高橋久美子さんのルポ「その農地、私が買います」(ミシマ社刊)を思い出した。高橋さんの本は愛媛のミカン農家(高橋さんの実家)が農地を太陽光パネル設置場所に転用することを食い止めようとする話だった。
地主のピニョールにしても、そしておそらく農家自身、この映画で言えばソレ家の人々も、作物を植え収穫することと、太陽光パネルでエネルギーを集めることの本質的な違いに気づいていない。地から糧を得るためには、地面にコストをかけなくはならない。それは種子であったり肥料であったりするし、もちろん人的資本であったりする。一方、太陽光パネルは、地面に届く直前の太陽エネルギーを収奪する。エネルギー供給を遮られ、手をかけてもらえなくなったパネルの下の土地はやがて痩せてパワーを失っていく。
太陽光パネル事業が一方的に悪と言っているわけではない。ただその土地のことを長期的に考えていくにあたって、一方の当事者である農家は経済的に追い詰められていたり後継者難であったりすることが多く、一方の当事者である太陽光パネル業者は末端の開発担当やオペレーション担当に過ぎず事業全般を見渡せる情報や戦略を持ち合わせていないことが多い。だからこの映画の様に二世代をかけて育てた立派な桃の木を斬り倒しどの様な採算や効率が得られるか誰も承知していないパネルの設置が、十分かつ慎重な検討なしで進むこととなる。
おそらく、愛媛やカタルーニャだけではなく、世界中で再生可能エネルギーへの転換の大義名分のもと、この様なことが進んでいる。
この映画は告発しているのである。
映画の中で繰り返し人々に歌われているように「歌うのは土地のため」なのである。

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あんちゃん

3.0執着を手放すということ

2024年12月18日
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執着を手放す選択肢しかないのに、受け入れることができない。
これが執着。

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チャーリー

5.0失われゆく当たり前の景色

2024年12月18日
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大きな事件、特別な出来事は起きずに
桃農家の日常の生活が積み重ねられていく。

動物、植物との共生関係、
何世代に渡って築き上げられる家族関係、
地域のお祭り、神への感謝
ホームパーティ、大家族みんなの食事、
どれも珍しくない景色かもしれないけれど、
立ち退きをきっかけとして、それらの関係性が崩れて全て失われてしまうかもしれない、
と思うと愛おしさ、寂しさを感じずにはいられない。

土地は単なる経済、生活空間ではなく、
そこに住む生物の魂、想いがリレーされていく場所でもあることを
繰り返される劇中の歌は訴えているようで心に染みる。

農業を頑張ろうとする息子への冷たい態度に示されるように
お父さんも次の世代からは変わらなければいけない、とは思っているけど、
興味のないようにみえたデモに参加したり、心中は常に大きく揺れ動いている。

何事も効率を追求し、早く新しくどんどん変化していくことが本当に正しいのか、
ささやかな疑問符を我々に投げかけてくれる。

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HK

3.0言うこと聞かない人達

2024年12月16日
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ヒューマンドラマの皮を被ったスペインの就農問題提起でしょうか
大家族の心境はよく描かれている、イリスちゃんメインだけど プールに強い陽射し太陽の恩恵は作物のみならずエネルギーにも スペインにもあのような砂漠のような土地が有るのですね、🍑もよく見えなかったけど平べったい、プラムに近い?
農業組合は無いのですかね、商品価値高いもの栽培したり機械化しないと農家はきっとキツイ でも一番辛いのは祖父だよね ずっと土地を管理してきたのにあんな簡単に、貴重な緑も減っちゃうしもうちょっとなんとかならないの〜と思ってしまいました

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ゆう

4.0最初のシーン、最後のシーン

Mさん
2024年12月16日
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M

3.5家族とは・・・・

2024年12月16日
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泣ける

笑える

難しい

一族の大勢が集まる場では
大なり小なりの諍いが起きるものと相場は決まっている。

葬儀の場では連続殺人が茶飯事、
結婚式では人間の本性がむき出しに。

前者の代表は〔犬神家の一族 (1976年)〕、
後者なら〔ウエディング (1978年)〕か。

本作ではカタルーニャに住む「ソレ」一家の最後の夏が描かれる。

祖父や大叔母、その子供に孫たちと、
三世代にわたる総勢十三名の大家族。

もっとも、一つ所に住んでいるわけではなく
桃農園の収穫をはじめとし、
ことあるごとに集まっては他愛のない会話を交わす穏やかな日々。

企業による果物の買い叩きはあるものの、
それ以外に取り立てての問題はなく、
今年の夏も過ぎて行くはずだった。

ところが地主から土地の明け渡しを迫られ日常は暗転。

桃の木を伐採し、ソーラーパネルを置き、
太陽光発電の事業を始めるのだと言う。

祖父が結んだ(と、言っている)土地の売買契約は口頭によるもので
エビデンスは残っていない。

地主から持ち掛けられたパネル管理人の仕事に妻と妹夫婦は乗り気も、
今まで農業一筋で生きて来た夫の態度は頑な。

一族は混乱し、ぎすぎすした空気が支配する。

そんな中でも、今年の収穫は始まる。

農園を核とした皆々での生活を続けたい目標は共通ながら、
目指す方向がてんでばらばらのため、
収束点は見い出せない。

なによりも家長として有効性のある打ち手を提示できないジレンマが
父親の心を蝕んでいく。

また、こうした時に限って、
今まで溜まっていた膿がじわりと表に滲み出る。

農業に先行きが無いことを認識し、
子供には学問で身を立てて欲しい父と、
まったく正反対に農業で一人前と認めて貰いたい息子の相克。

が、そうした苦境を表面的にでも救うのは、
やはり毎年のように営々として続けて来た収穫作業なのは象徴的。

とは言え、根本的な解決になっていないことを示唆する
ラストシーンは観る者の心を暗くする。

陽光に包まれた画面とはうらはらに
この一家が背負う将来の重さが、
重機がたてる不協和音と共に迫って来る。

ある一家に仮託した、普遍的な家族の物語り。

そこには血縁の疎ましさが煩わしさがある一方で
情があり、思いやりや絆もある。

が、それだけでは渡れない世間が
周りを取り巻いている。

描かれた世界の様相は
あまりにも重い。

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ジュン一

4.024-146

2024年12月15日
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地主から土地を返すよう迫られ、
メガソーラーに変えらようとすると
大家族の物語。

ドキュメンタリーなのかドラマなのかわからない自然なやりとり。
世界中で問題になってる事実を知る。
エネルギーも大切だけれど
食料、農作物も大切、
家族の営みも暮らしも命も大切。

歌は豊かな大地と愛する故郷のために

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佐阪航