「太陽の帝国なら名作です。」太陽と桃の歌 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
太陽の帝国なら名作です。
地主から今夏を最後に土地を明け渡す様に告げられた桃農園を営む家族たちの話。
戦時中、先代の地主を匿ったことから好意で借してもらっていた土地だったが、今の地主がソーラーパネルを設置するということで明け渡すように言われて巻き起こっていく。
体調を崩しながらも桃園に拘りをみせる祖父。
桃園以外に考えられず荒ぶりつつも子供には農業より学業という親父。
太陽光パネルの管理の仕事に揺れる義弟。
家業のことを気にかけつつも手っ取り早く小銭を稼ごうとする息子。
変わらない、変われない、先が読めない、考えられない不器用な親父ですね…。
そんな家族のすれ違いと、農家の置かれた現状をみせていく感じで、面白くはあったけれど。これと言って大きな出来事も盛り上がりもなかったし、それでどうするんでしょ?と不完全燃焼。
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