「【ウクライナ情勢は置いといて・・】描き方の方向性は秀逸。虚実入り混じるフィクションだが、観る価値はある。」チェルノブイリ1986 満塁本塁打さんの映画レビュー(感想・評価)
【ウクライナ情勢は置いといて・・】描き方の方向性は秀逸。虚実入り混じるフィクションだが、観る価値はある。
ロシア映画。ただ正確にはウクライナ人も制作に加わっている。まあイイじゃ無いですかこういう作品も・・佳作
まあ共感できます。
1986年、当然覚えてるよ!。ウクライナ地方から遠く離れた日本全土にも雨に紛れて、放射能降り注いだ。
福島原発の比では無い。チェルノブイリ、公式発表は31名の死亡だが
実際には即日亡くなった人も、1年以内に亡くなった人も桁が違うだろう。あと未だに引きずっている人も・・・
発散タイプの原爆・核兵器とは違って土壌汚染のレベル違うから【勿論、核兵器はアウト❗️】
グロ描写がほとんど無いのは良いこと?なのか?
あれほど大規模な爆発、放射能の発散の直撃受けた作業員、すごく近くに住んでた人
はそんな「生半可な状態」ではないだろう、まさしく惨状だろう。
今の若い衆はわからないだろけど
当時の「ソ連」は今の北朝鮮以上の秘密主義。
事故の事実も容易には公表しなかった。
導入部、一市民のささやかな幸せ、恋愛。
途中からの突然の試練。あまり描ききれていないが「地獄絵図」
一消防士が「職業の律」「(実の子供であろう)子供に最善の治療」のために
命懸けの排水弁手動操作に挑む❗️決死隊のメンバーが「軍人、技師、消防士」
だけなのは心許ない。実際には描写もあるが「放射能のこと何も知らされていない下っ端軍人」
もイロイロやらされただろう。
この場合「技師」がついていることで「主人公が放射能漏れの危険を知りながら」
敢えてミッションに志願したことが、この作品のツボ❗️
「体制批判、技術的な怠慢=真実」の側面はとりあえず置いといて・・
「名も知れない(ただソビエト連邦さまの勲章はもらっただろけど)一消防士、市民の目線」
がこの映画の全て。
当然「お偉いさん」は即時、現場から逃げて、安全地帯から・・というのは昔も今も変わらない。
前半で感情移入させといて・・・・(ネタバレ回避)
放射能漏れの近くにいて「ゲロ吐いてる」子供が・(上に同じ)
まあ「Fukushima50」と構造は似ている。あとは相性の人間ドラマ=考えさせる映画。
途中「流暢なロシア語」で5分くらい寝た。でも人間ドラマとしては、まあまあ良い。
【ロシアウクライナ情勢、原発の是非については極めて政治的発言になりますから敢えて避けています。🙇♂️】