「南沙良すごくいい」この子は邪悪 Scottさんの映画レビュー(感想・評価)
南沙良すごくいい
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冒頭でTSUTAYA CREATORS' PROGRAM作品だって分かって「どうなんだろう?」と思ったけど、面白かった。外すときは外すからね、TCP作品。
不穏な始まりなんだよね。街の中の精神を病んだ人を誰かが観察してるっていう。
「悪いやつは誰なんだ?」って思いながら観てくの。
南沙良がいいね。出てくるたび「志乃ちゃんだ」と思いながら観てて、《志乃ちゃんは自分の名前が言えない》は実は名作だったんじゃないかって思い始めたな。
ダブル主演だった蒔田彩珠は色んな作品で目にすることがあったんだけど、南沙良は志乃ちゃん以来だったので余計にそう思ったのかも。
どうも先生が悪いんだなって分かってきて、蘇ったお母さんが南沙良の秘密の刺繍を知ってるところでは「先生が南沙良をカウンセリングして秘密を聞き出して、それをお母さんに教えたんだ」と想って観てた。違いました。
「確実に人の気を狂わせることができる先生」という設定を置いた特殊設定ミステリっぽいなと思って観てくの。
そして『純くんだよ』で謎が分かるのね。「なるほど、そうか」と納得した。あり得ない設定だけど筋は通ってて良かったな。ハッピーエンドにならない気持ち悪さも効いてた。
公募作品だとミステリやホラーは選ばれにくいんだけど、TCPはそれ系も選ぶからいいね。今度は狙って観に行こ。
色々と良かったけど、やっぱり南沙良が印象に残ったな。《志乃ちゃん》見直してみよ。
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