劇場公開日 2023年4月28日

「利権より勇気と正義と協力」劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室 Don-chanさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5利権より勇気と正義と協力

2024年4月15日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

単純

興奮

 喜多見(鈴木 亮平)と妊婦の千晶(仲 里依紗)が魅力的。
 千晶を優先しなかった喜多見は 思い知ったことだろう。

 死者ゼロを目標にしているのは悪くない。
 しかし、その一週間後に死者が出てもカウントしないだろう。
 そもそも人は いつか死ぬのだから、氣休めの目標かもしれない。
 YOKOHAMA MER側のスタンスも理にかなっているが、今回はTOKYO MERに協力して本当に良かった。

 余談だが、何事にも例外はあるし、奇跡と思えることが世の中あふれている。
 マイノリティは排除されるべきではない。
 年齢も体重も身長も血液も健康状態も 全く同じ人がいるだろうか。
 誰もが唯一無二の存在で、つまり誰もがマイノリティかもしれない。

 数字だけで判断して一律に高血圧を病気扱いする昨今、癌に対する現在の西洋医学の見解に異議を唱える医者も存在する。

 『薄場皮膚科医院』(青森県八戸市柏崎)は、私の知る範囲では数少ない本物の病院のひとつで、日本中から患者が集まる。
 一人ひとり、生活環境、異なる症状を分析して丁寧に治療をするので、結果的に需要が絶えない。

 今作は物語とはいえ、終盤で利権より勇気と正義と協力を優先したYOKOHAMA MERに 心から感謝したい。

Don-chan
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