「みんな正義でみんないい。」劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室 まきさんの映画レビュー(感想・評価)
みんな正義でみんないい。
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東京も横浜も、「命」に向けての価値観は同じですよねきっと。
患者さんの命を重んじるか、患者さんとそれに関わるひと全員の命を重んじるか。
結果の差は出そうですけど、それを感じてしまったら、無理に悪役を作ろうとしてる感じに違和感を覚えてしまって、
(戦うな…!仲良くやろうぜ…!)
(適材適所って言葉知ってるか…?!)
って気持ちがずーっと頭を駆け巡ってました。
だって喜多見チーフが無茶しすぎたら、
千住さんたちは医療チームも守らなきゃいけないって仕事が増えるんですもん。
あのストイックさを絶対正義として描かれたら、健康に働きたい人はみんな心が死ぬ。
フィクションとして割り切れなかったのか、そのあたり結構食らってちょっとしんどかったです。
でも、人を衝き動かすのは、やっぱり全力な人の姿なんだな、っていうのは痛感しました。
あの修学旅行生ありがとう。
余談ですが、冒頭のシーンの、爆音と悲鳴の高音が、耳を通り越して脳にきてしまい、体調面で先行き不安だったんですが、その中での喜多見チーフの落ち着いた低音ボイスはとても癒やされました。
声次第でこんなに身体にまで影響が出るのか、と驚いた体験です。
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