「共感できないこと」生きる LIVING ガンーカタさんの映画レビュー(感想・評価)
共感できないこと
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全体的にはすごくよかったし、ラストも良かったと思います。オリジナルは昔見たけど、あまりはっきり覚えてなくて、どのへんが違うのかはわからなかったですが、どうしても共感できないことがあって、中盤は少し冷めた目で見ていました。それは、主人公が余命宣告をされたあとに、仕事を無断欠勤したことです。それだけショックだったことを表現したかったのかもしれないですが、公務員が1日無断欠勤するだけでも大変なことなのに、カレンダーがめくれるシーンから推測すると、1ヶ月ほど無断欠勤してたことになりますよね? もしそうなら、普通は大騒ぎになっているし、懲戒解雇になっているはずです。それなのに周りはたいして騒ぎもせず、いきなり戻ってきて一方的に「ついてこい」と言われて、あんなに簡単に従うのは不自然だと思いました。それともこの映画の時代設定が現代よりも鷹揚で、それぐらいは許されていたということでしょうか? その部分がちゃんと有休を使うなど、もっとリアリティがあった方がより共感できたと思います。
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