「国を越え、時代を越えて、響くテーマ。」生きる LIVING しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
国を越え、時代を越えて、響くテーマ。
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通常スクリーンで鑑賞(字幕)。
オリジナル版は鑑賞済み。
ビル・ナイの演技が胸を打つ。死までに残された時間をどう過ごすか苦悩する姿の痛ましさの表現が素晴らしく、生きることの意味を見出した後の変化が感動的でした。
それまでは消え入りそうだった声に少しハリが出、その眼差しからも「成すべきことを成そう」と云う決意が溢れていて、志村喬の演技に通じる深みと繊細さがありました。
オリジナル版に多大な敬意が払われていることがひしひしと感じられました。日本で生まれた作品が別の国で、このような最良の形でリメイクされることは、日本人として非常に誇らしい気持ちになりました。国を越え、時代を越えて響く、生きるとは何かと云う問い掛けが沁みました。
※修正(2024/02/18)
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