「これは原作も観なくては」生きる LIVING Scottさんの映画レビュー(感想・評価)
これは原作も観なくては
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現代に焼き直すと思うじゃん。そうじゃなくて1950年代のイギリスを舞台にしてんの。その決断がすごいね。
話は古くさい感じがすんの。でも、結局、いまと大きく違いはないんだよね。
市役所勤務で、ことなかれ主義で過ごしてきた課長が、余命わずかであることを知って、突然、やるべきことをやるんだよ。それに周りの人が感銘を受けて。
課長の葬式の帰りには「我々は課長の意志を引き継ごう」って安っぽく盛り上がるんだよね。めちゃくちゃ見に覚えがある。感銘受けた後で安っぽく盛り上がってしまうの。
でも当然のように元の木阿弥で、ことなかれ主義で仕事が続くの。
この話、良いなと思うのがね、課長は自分が余命わずかと知るまで、完全に仕事に情熱を失ってるの。そんな人間でも、変わることができれば輝けるんだって、希望があるね。
年をとると、仕事の上では燻ることがあんだよね、でも、そんなあなたでも私でも、まだ輝けるっていうのがいいね。
しかし、映画を観て安っぽく盛り上がっても、課長の仕事は、課長の上司の上司や隣の課に手柄は持ってかれてんの。そうなると分かっていて、なお、やるべきことをやれるかというと、やっぱ無理だね。
それでも
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