「落ち着いた美しさ」生きる LIVING Mikikarさんの映画レビュー(感想・評価)
落ち着いた美しさ
1950年代のロンドン、町並みや人々の服装や所作が、ピアノの音色とマッチして、まず、画面が美しいと感じました。
登場するのは、ふつうの善良なひとばかりで、主人公を中心に淡々と話が進む、大人の映画だと思いました。
重いテーマのようですが、わたしにとってはそうでもなく、「こんな話もあるよね」と楽しむことができました。
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みかずきさんのコメント
2023年4月5日
本作、原作にほぼ忠実なストーリーですが、
イギリス風味を加えたことで、原作とは少々趣の違う作品になっていると思います。
原作との違いで顕著なのは、
原作では、葬儀のシーンが結構長かったと記憶していますが、
本作は、あっさりしているので、主人公の遺志を継ぐはずの職場の仲間達が結局は何も変わらなかったというラストの現実的な幕切れの重みが違うところでしょうか。
両作とも秀作であることに間違いはありませんが。
では、また共感作で。
ー以上ー