「自分の世界から外の世界へ」屋根裏のラジャー ムービー好きさんの映画レビュー(感想・評価)
自分の世界から外の世界へ
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少女の空想から産み出された架空の少年ラジャー。
少女の眼からではなくラジャーから描くことで、架空だけど存在し続けてる彼と少女が大人への階段を登ろうとすることでの別れを切なくも冒険ものとして描く。
ただ冒険ものとしようとすることで、彼や少女を追い詰めるキャラクターの存在が重要になるのだがその点弱く感じた。空想の産物(イマジナリー)を栄養にすることで永遠に生きるキャラクターを作り出すのだが、観てるものとしてすんなりと納得できるものではなかった。
空想の世界同士の敵対関係の方がすんなり納得できるのだが。
だが共に過ごした彼女から離れることになるラジャーの切なさはしっかり描けていた様に感じた。
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