「想像することと、創造すること。」屋根裏のラジャー いちさんの映画レビュー(感想・評価)
想像することと、創造すること。
想像と創造。
私が大事にしてる言葉。
音は同じやのに相反する言葉。
今回の映画は想像の方。
結局作者の想像を創造してるという点で、想像を想像のままにすることはできへんのかもしらんけど、いかに想像に近いカタチを表現するかにものすごいエネルギー感じた。
観る側の想像を意味わからんくらい広げてくれる映画でめちゃくちゃ好きだった。
でも悪役の人は想像を食べる人として描かれとったことから、自分も人の創造を映画を観るという行為を通してたべてるという点で似てるなって思った。
でも想像を食べるのと創造を食べるのとではえらい違いやなと思う。
想像は奪われるべきちゃうしそもそも誰にも奪われへん。
だから創造から垣間見える想像を覗かせてもらったうえで、もっかい自分がいいなって感じることとか不思議やなこんなふうに見えるなっていう心の動きをゆっくり見つめ直して想像力を豊かにしたいなと思った。
もちろん生きていく上で創造力も大事やと思う。目の前をいくら想像したとてあるのは揺るぎない現実やから。やけんこそどっちも大事にしたいなと改めて思った。
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