「IMAGINE?」屋根裏のラジャー uzさんの映画レビュー(感想・評価)
IMAGINE?
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想像の世界だから、常識や物理法則に囚われない。
アニメーションとは非常に相性のよい題材だが、それはルールが無いこととは違う。
扉は開けられないのに車には乗れるし、イメージだと思ってたら現実にも影響を及ぼす。
この辺に没入感を妨げられて、あまり楽しめなかった。
“普通の人間”もいたから実在するのかと思ったら、“図書館”には“扉”からしか行けない謎。
バンティングについても、イマジナリを食べる(=想像力が死なない)ことがどう不死に繋がるのか理解できず。
子供のイメージなのに、イマジナリを主役にして自分は指示を出す立場が多いのも違和感アリ。
骨っ子の件は設定の説明にしか感じず、ジンザンや小雪ちゃんもフェードアウト。
エミリの消失(ラジャーだけ覚えている理由も不明だが、もはや諦めた)は特に悲しまれず、キャラが使い捨て。
というか、ラジャーもイマジナリの町や人々に何の思い入れも見せず、アマンダと二人の話に終始していた。
黒い娘の最後の行動にも何も説明がないし、何故あの直後にラジャーとお別れしなくてはならないのか…?
演技は思ったほど悪くはなかったが、やはり感情が昂った際の棒読みには興醒めした。
個人的には、雰囲気に合わないのでスマフォやロックミュージックは出さないでほしかったかな。
ポノックは、題材や作画がジブリとディズニーの間の子というところからいつ個性を出してくれるのか。
期待はしているが、まだまだ先は長そうだ。
ちなみに、杉咲花のオーロラとやら、どこで喋ってました?
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