「宮﨑的エンタメと高畑的感動を兼ね備えた快作」屋根裏のラジャー LittleTitanさんの映画レビュー(感想・評価)
宮﨑的エンタメと高畑的感動を兼ね備えた快作
文句なしに名作。仇役の登場以降はハラハラドキドキ、
別れと思慕が交錯する中盤以降は目頭熱くなりっぱなし。敢えて例えれば、「紅の豚」までにあったの宮﨑駿のエンタメ性と、心の奥底を突く高畑勲の文学性を兼ね備えた快作。イマジナリーの楽園はトイストーリーも想起させるが、心の揺さ振り具合は本作が何倍も上だった。「君たちはどう生きるか」よりヒットしないなら、日本人の審美眼を疑いそう。
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