「ジブリ色がマイルドに」屋根裏のラジャー モズさんの映画レビュー(感想・評価)
ジブリ色がマイルドに
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ジブリ信者としては本家ジブリ色が濃く残っている前作も十分楽しめたが、今作はこれが
「世界よ!見たまえ!!これがスタジオポノックだ!!!」と叫びたくなる良さ。
ちょいホラーな部分も良い味でした。
私的な見解だとあの黒い女の子はMr.バンティングが何百年も大人になりきれないまま現実から目を背けて他の人のイマジナリーを奪ってでも二人の世界に固執しているのがずっと辛かったのかなと思いました。
だから最後涙を流しながら自ら吸い込まれたのかなと、、
大好きなイマジナリーフレンドが消える事を恐れ、見た目は大人頭脳は子供のつもりでたとえ世界中を何百年共に生きられたとしても、確実に大人にはなっているわけで。
結局最後は経験し尽くした大人の空想より純粋な未知から生まれる子供の空想の方が強いってことで
もう戻れないあの頃を思い少し寂しくなりました。
それにしても幼い頃のMr.バンティングはそこまでイマジナリーフレンドに執着しなければいけないほど目を背け続けたい辛い目に遭ってたのかなと思うと可哀想な人ですね。
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