「うそっこでほんとうの物語」屋根裏のラジャー ただのアニメ好きさんの映画レビュー(感想・評価)
うそっこでほんとうの物語
とてもおもしろかったです!感動もします!
ただ序盤〜図書館までは、とても怖くてホラーかなと感じました。
貞子?は出さないでいいのでは・・敵のおじさんも含めて、もう少しビジュアルの怖さを抑えめにすれば、もっと幅広い年齢層と、ファミリー層にも見てもらえたかなと思います。ウィッシュとパウパトに負けそう、、とてもいい映画なのにそこは残念です。公開期間が終わったら、早々にアマプラとかで見放題にすると、めっちゃ見られると思うので、そちらで稼いでいただきたいです。ポノックは良い映画作るので、ぜひ存続してほしいです。
と、ここまでポノックが心配すぎて、あまり本編と関係ないことを書きましたが、本編はとても夢があって、悲しくて、楽しくて、心が震えるお話です。想像の友達=イマジナリーフレンドが出てきますが、お話の主題としては家族愛、友情、喪失からの再生かなと思います。
自分にはイマジナリーフレンドはいなかった(忘れてるだけ?)のですが、イマジナリーフレンドでなくてもなんでも当てはまる話だなと。何かを失うことに対して、それを恐れて拒絶するか、受け入れて前に進むかで、人生変わるのかなと思いました。生きていれば、嫌なこと悲しいこと色々あるけど、それも全部含めて自分であり、自分の人生と思えたら、きっと大丈夫なんだろうなと。
最後あの忠犬が助けに来てくれたのも、きっと忘れたと思っていても、自分の心の中では決して失われることはない大切な思い出だから。
本当にまっすぐで素敵で温かいお話です。
あとは、最後の想像力を使った戦いはもっと見ていたかった。全体的に作画は凄まじいですし、立体感を感じさせる新技法は良かったです。
また次回作も期待してます!