「ただひたすら」冬薔薇(ふゆそうび) ぱんちょさんの映画レビュー(感想・評価)
ただひたすら
ただひたすら無責任で自分勝手な主人公が、いろいろあって考え直して、それでも素行は改まらす、元いた場所に戻ってくる。さしたる反省もなく。
そして大人であるはずの両親だって、迷い、悩み、間違える。いやそんなもんだって…
現代日本の実像のような浦賀の日々は、それはまぁ糞で、涙ぐましく、ささやかで、愛おしい…
これは伊藤健太郎の復帰作であり、伊藤とある意味重なるようなこの役は、製作の木下代表や阪本順治監督の愛情かとも思わせる。
阪本順治監督作としてはもひとつかとも思うが、伊藤にとっては良い機会だったかと。今後に期待。
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