「何事にも理由がある」冬薔薇(ふゆそうび) Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
何事にも理由がある
横須賀の港町で海運業を営む両親のもと、高校を中退し服飾系のデザイン学校に席を起きつつ、ごんたくれな生活を送っている男の話。
ヤクザにもなれないチンピラを筆頭にしたグループの三下で、喧嘩に参戦するもケガをして病院送りになった主人公が、グループを離れても尚、ダラダラ暮らす様をみせていく。
両親や年配の船員達と叔父さんと、みんな自分には興味がない?
友人や従兄弟に対しても不義理だし、自己中でほっとけ!とかいうクセに構ってちゃんな主人公。
何の根拠もなくプライ ドと自己評価は高い典型的なダメなヤツですね…そりゃあ折角のATMも失いますよ。
同年代の人がみたら、少しは魅力があったり共感出来たりするんですかね…。
そんなクソッぷりを大きなエピソードもなくひたすらみせられている割には、みていられるのはテンポの良さと脚本の上手さなんでしょうか。
そして従兄弟の本性からの流れは中々盛り上がったけれど、そこに主人公はあまり絡まず。
そしてそして結局、最後まで中途半端なままで終わりって…主人公に関しては何の波も結末も無いような。
面白かったのにこれじゃあいくらなんでも締まらなさ過ぎた。
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