レッド・ブレイクのレビュー・感想・評価
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血の繋がりだけではない
妻に何も告げられず出ていかれたシングルファーザーで元海兵隊のカイルは、PTSDに苦しみながらも行く当てのない子どもたちを保護するケースワーカーの仕事に従事していた。
ある日下院議員であり義理の父であるサムが経営するスーパーマーケットの催しに参加することになるのだが、そこで何かの怨恨か武装集団の襲撃に巻き込まれてしまうのだった...
コロナ禍という非常事態を背景に人と人との繋がりを問い直そうとした「サバイバー2024」と根底にあるテーマはおそらく同じ。ではスーパーマーケットという舞台はどんな意味を持つのだろうか。日常、当たり前にあるモノ、生活に欠かせないもの...etc.
スーパーマーケットという日常において巻き起こる強盗という非日常の中で、犯人たちの関係性を相手取り描かれる父子家庭、義理の父(母の再婚相手)、孤児・養子、同性愛(同性婚)と血の繋がりだけではない、それに留まらない人間の在り方を見つめ直させる試みは感じ取ることができた。
主人公にお金をかけ過ぎ?
元海兵隊の主人公は、スーパーに乱入した武装集団と闘う物語。
WOWOWでは「B級」との言葉がありましたが、「ワイルドスピード」シリーズのタイリース・ギブソン主演ということもあり鑑賞。でも、大外れな1作でした。
設定が滅茶苦茶。幾ら下院議員が経営するスーパーとはいえ、スーパーに乱入して金目の物を奪う様子は「コメディ」の様相。アクションは適当。スーパー内のセットも安普請・・・とくれば、何を見て良いのか戸惑うレベルの作品となりました。
人質の行動も滅茶苦茶ですし、役者の演技も話にならず、観ているのが苦痛になるレベルでした。
当然、私的評価は極めて厳しくなりました。
18年の逆恨み
継父が経営するスーパーが襲撃されて居合わせた元海兵の主人公が犯グループと対峙する話。
戦地でトラウマを抱えて帰ってきた主人公が保護した子供を連れてスーパーに立ち寄った際に武装集団が立ち入ってきて巻き起こるストーリー。
継父に連れられて娘もいる中、トラウマもあり立ち向かえない主人公だったけど…えっ!?解放されるの!?
元海兵だけど強くない主人公が、約束を守るため、周囲の力を借りつつ自信を鼓舞して何とか闘う展開が、単純だけど面白かった。
ナルシストの暗証番号
戦場でのトラウマをもつ元兵士が、ホームセンターに押し入ったテロリスト達を相手に闘う物語。
イコライザーっぽい展開もあるものの、同作ほどアイテムを活用する感じではなく、屈強だが平和主義者の主人公が皆を守るために闘っていく。
無理せず大声出して応援呼べば良いじゃんと思ったり、無線を聞いたり聞かなかったりで大分隙ありな悪党達はツッコミ満載。それに裏切りさん、骨折したんじゃなかったっけ??これがホントの火事場の馬鹿力か??
セキュリティ室との連携シーンとかは中々良かったけど、目を見張るような場面はあまりなかったかな。最後おじいちゃんと良い感じになるのもちょっとよくわからなかったし。
アクション作品として、終始普通には面白かったけど、もうひとつコレだというものが欲しかったかな。
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