「ソックス大優勝」バズ・ライトイヤー せつこんさんの映画レビュー(感想・評価)
ソックス大優勝
バズが自分の失敗のせいで戦闘機を墜落させてしまい、それをリカバリーしようと地球へ帰る手段を模索する話。
今作、トイストーリーの世界でアンディもおそらく見ていたであろうバズのモデルとなった映画なので、割とちゃんとSF映画してた。設定とかディテールが『スターウォーズ』だったり『インターステラー』だったり『ゼロ・グラビティ』っぽいから真新しさはないけど、トイストーリーの世界で大ヒットしてグッズが大人気のSF映画なら確かにこういう感じだろうなという説得力はある。
とはいえ、アニメ表現としては実写と同じぐらいのクオリティで素晴らしいけど、実写と同じレベルなら先行する実写の方が映像とか面白いなぁと思った。SFって意外とアニメだとそこまでだなと私は思った。
そして、私ずっとピクサー映画特有の全く使い物にならないしょうもない失敗をしまくるキャラがすごい苦手で、今作もバズを含めてキャラが失敗しまくる。その失敗をどう乗り越えるかがちゃんと描かれる。キャラ達がまだ訓練中の新人ということもあり、結構自分と重なってそれを受け入れてくれる世界ありがたかった(泣)
もう社会人4年目なのにいつまで経ってもしょうもないミスばっかしてる自分、明日も頑張れ。
ともあれソックスが大優勝。おもちゃがほぼ人間な『トイストーリー』とは対照的に、ちゃんと機械してて、かつ可愛い、そして機械だから失敗しなくて1番有能。かまいたち山内さんの絶妙な棒読みの中に感情が込められてる感じも良かった。
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