劇場公開日 2022年7月1日

「バズはおじいちゃんだった」バズ・ライトイヤー 山川夏子さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0バズはおじいちゃんだった

2022年8月26日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

ディズニープラスで見ました。

あつくるしいわ!というくらい正義感があふれるヒーロー・バズがどうして子供たちの人気者だったかを知ることが出来きました。
トイストーリーのスピンオフ的なポジションの作品として期待度はMAXでしたが、本編のトイストーリーよりも、ベタで分かりやすいストーリーで、本編は大人が観てもジワッとするエピソードが満載ですが、こちらは「子供向けのテレビ番組」という設定なので、子供が理解できる範囲の展開で、自宅で宅配ピザを食べながらコーラを片手に、まったり楽しむのに向いている作品でした。

この作品、LGBTに関しての表現に問題があるとして共産圏で上映禁止になったということでしたが、共産圏が上映禁止にしたことよりも、1996年ごろにアンディが見ていたアニメ番組で、「いきなりレズビアンカップルが登場して、結婚して赤ちゃんが生まれる」という設定のアニメ番組が当時放送されてたか?といったら、「ない」としか考えられないので、モヤモヤしてしまいました。

逆に(LGBTの政治力がここまで浸透してるのか)と驚き半分で感心してしまって、それってストーリー展開とは直接関係がないことで、過ぎたるは及ばざるがごとしな気がしました。
1996年だったら「女性同士のカップルは赤ちゃんが出来ない。養子がほしい」とか、
「同勢愛のカップルに理解を!}という段階で、ここまでぶっとんだ展開は、1996年の子供の番組の設定としては無理で、そこは2022年の政治力がストーリーに介入してるなと、ここもきちっと時代考証した方がよいと思いました。

山川夏子