「想定する対象年齢を考えると(その層には)理解はやや困難かも…」バズ・ライトイヤー yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
想定する対象年齢を考えると(その層には)理解はやや困難かも…
今年191本目(合計467本目/今月(2022年7月度)3本目)。
さて、こちら。あいもかわらず大阪市では日本語吹き替え版ばかりですが、この手の映画(ディズニー映画、ピクサー映画)で日本語吹き替えを強制されるのは嫌なので、5分遅れというのは覚悟して字幕版でみました(なので、最初の5分間はレビュー対象外)。
多くの方が書かれている通り、「映画の中で映画の話をする」という二重構造の形をとっているため、大人は理解できても、想定する年齢層(アンパンマン等ではないとはいえ、ヴァイオレット~とも思えず、そうすると10~12歳?)としては理解難易度は高いのではないか…という印象です。ただ、ここは個人の知的水準も大きくかかわってくるところです。
また、これも賛否両論あると思いますが、やはり超大手の企業ということもあり、今いろいろ議論されている「いろいろな性の考え方の尊重」がこの映画にも描かれています。これを良しとする考え方もよくないと考える立場も理解できますが、突如「本映画の作者の考え方は以下の通り…」という押し付けではなく、少なくとも映画のストーリーの中として若干出てくるだけであり、小規模の企業の作品ならまだしも、大手の企業の映画としてはいわゆる「社会的な中立論」という考え方で入れたと考えることもできるし、確かに「ストーリーにはあってもなくても関係はしないが、あったからといっても、突然理解不可能にもならない」というところです(これはせいぜい減点幅としては0.1に過ぎない)。
当方は字幕版でみましたが、聞き取りにあたって必要なスピードはゆっくりなほうなので(やや2級よりの準1程度。ところどころ1級レベルの単語が出る程度)、英語版は英語で見たいという方で、英語にあまり自信がない、という方にもおすすめです(それでも英検2級はないときついです)。
個人的には下記の点も気にはしましたが、4.8以上あるのでフルスコアにしています。
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(減点0.2/配慮不足など)
ディズニー映画等はいわゆる「最後のお楽しみ」があるのが普通ですが、この映画、なんと3回もあります。こうなると、「最後のお楽しみ」があるかわからず視聴者も混乱します。最初に「お楽しみ動画は○回あります」と書けばよかったのに…とは思います(このコロナのご時世の中、「見たらさっと帰る」のがどこの都道府県でも推奨されているのに、回数も不明だと、延々座っていなきゃいけなくなる)。
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