「蜷川実花のオールジャンルAV」ホリック xxxHOLiC 唐揚げさんの映画レビュー(感想・評価)
蜷川実花のオールジャンルAV
人の心の闇に取り憑くアヤカシが見えてしまう高校生の四月一日君尋。
生きることに意味を見出せなくなった彼の前に、なんでも夢を叶えるというミセが出現。
妖艶な女主人の侑子は、なんでも願いを叶えるがそのためには何かしらの対価をいただくと言う。
侑子のミセで家政婦として暮らすことになった四月一日は、願いを叶えるために自分の1番大切なものを少しずつ見出していこうとする。
口コミもだいぶ見てきて観るか若干悩んでいたが、普通に観てよかった。
蜷川監督といえば、映画界隈で福田雄一並に批判の多い監督だが、私はそこまで嫌いになれない。
Dinerもキスシーン以外は結構好きだったし。
今回も蜷川ワールド全開で、寧ろここまで振り切ってくれると清々しい。
蜷川実花が撮ったAV、これに尽きる。
決して内容が面白いわけではない。
ただその映像が魅力的で虜になる。
AVみたいだと思い始めたら、それにしか観え無くなった。
もう何もかも全てがエロい。
神木隆之介の顔だち、柴咲コウの母性、松村北斗の片乳首、玉城ティナの幸薄さ、DAOKOとモトーラ世理奈のロリータファッション、磯村勇斗のASMR、吉岡里帆の肢体、全部18禁ですよ。
もはや誰がとか何がとかじゃない、全て(←何言ってんだこいつ)。
そして、お得意のキャストの無駄遣い。
本作は特に凄かった。
橋本愛とかもっと見たかったもん。
あの怒涛の無駄遣いシーンいらないって。
後半は蜷川実花が撮った呪術廻戦。
そして吉岡里帆で遊びすぎ。
とてもこの前の斎藤監督とは思えない…
CGが増せば増すほど茶番っぽさが際立っていたのが惜しいけど、水面に藤の花が咲き乱れるあの映像は圧巻。
4Kテレビの宣伝とかで使えそうな文句なしの映像美だった。
ラストの展開は流石にそうはならんやろだったけど。
色々言いたいこと言ってから、原作があることを忘れていたことに気づいた。
原作ファンの皆さん、それからキャストのファンの皆さん、どうか気分を悪くしないでください。
久しぶりにふざけたレビューですが、私は“一応”この作品は“賛”です。
原作ちゃんと読みます。