カーターのレビュー・感想・評価
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ゲームのCGだね
試みとしては面白いと思う。
全編ワンカットっぽく描かれているとかありえないほどのアクションとか、
リアルではできないことを延々とやっていて最初はどうなっているんだ?
と不思議に思いながら見ていた。
しかし、ズーーーっとアクションシーンが続くと目が慣れてきちゃうのか、
バイオハザードのようなゲームのシーンのクオリティが高いCGだということに
気がついちゃう。
全部CGなのかパートパートで役者がやっているのかわからないが。
最後の列車のシーンはだいぶクオリティが下がってきていたと思う。
すごいんだけど、全編アクションだと、本来刺激的なシーンであるはずが、
飽きてきてしまってだれちゃうんだよね。メリハリって重要。
アクションシーンなのに眠くなってきて見るの止めようかと思ったし。
とはいえ、この技術が5年10年経った時に人間の役者は必要なくなる時代が
来るのかもしれないなー、なんて思ったりもしたけど、やっぱりそれはないかな😉
意味が分からない
男の尻に目を奪われてる内に映像に引き込まれ…
最初に主人公が何故かソング一丁履いてるだけなの。紐パンw この男何で紐パン?って思ったら、そのままの姿で逃げ込んだ場所がヤクザのサウナみたいなとこなんだけどね、何故かそこにいるヤクザも100人くらいいそうなんだけど皆んな全裸か紐パンなんよ!
何?この特殊性癖のゲイサウナみたいなの…をずっと思い出してはクスクス笑って見続けた。この映画の最大の見所の映像の面白さに気付くまでの繋ぎにまんまと紐パンで男の裸見てた自分をラストに大後悔したって映画。
アクションを見せるためのCGなのってくらいシームレスなカメラワークは面白い。中盤までの映像であれば映像を見せる為の辻褄合わせのご都合主義なストーリーも我慢できるのだけど、それが…
終盤の予算がなくなりショボい美術(ペンキ塗り立ての軍用バイクやヘリ)に初代プレステの爆発エフェクトかって言うCGに限界!
で、結局…あの紐パンなんだったん?だけしか思い出せない映画でした。
物凄いものを観てしまった
Netflixオリジナル作品。疑似ワンショットでキャメラが縦横無尽に動き回り、演者達の壮絶なアクションシーンを捉えていきます。ドローン等を駆使しているのでしょうが一体どのように撮ったのかは理解不能です。映画のカットワークにはイマジナリーラインなどの掟が有るそうですが、本作ではそれに破綻を来すこと無く、構図も的確で、鑑賞して唸りました(今のアクション映画はこの領域まで来ているのか!?)と。
アクションシーンは嘘であるがゆえ、嘘がつけません。意味不明かも知れませんが、実際に演者同士が殴り合ったり、刃物で刺し合ったりは出来ないので、如何にそのように振る舞うかが重要なのです。其れを何の破綻も無く2時間カット無しのように魅せるのは至難の技だったろうと推察します。
お話は至ってシンプルなもので、サスペンスフルなのですが観者を興奮させません。自分的にはコレで正解なのだと思います。疑似ワンショットのアクションの連続に加え更に密度の濃いストーリーなどが絡まって来たのなら心臓が爆ぜてしまいますw
監督はチョン・ビョンギルと云う人でフィルモグラフィーを調べてみると『殺人の告白』の人でした。これは鑑賞しましたが凡庸な仕上がりだったと感じました。『悪女』と云う映画を経て、本作品を創り上げたそうですが、その鮮やかな進化に圧倒されました。『悪女』も観てみたいと思います。素晴らしかった!
アクション映画革命!
韓国ゾンビ映画×タイラーレイク×ワイスピ
夥しい数のヴァイオレンス映画へのリスペクトと対抗意識が凝縮した怒涛のワンカット134分に鼻血が出そうになりました
正体不明の集団に銃を突きつけられてラブホテルのベッドで目覚めた男。部屋には夥しい血糊。首の後ろには十字の縫い傷。耳にクロゼットの中にあったスマホを手に取ると謎の女の声が・・・からの134分をワンカットで描写する超絶テクニカルヴァイオレンスアクション。要するに『悪女AKUJO』の冒頭7分間を134分間やってるわけです。もちろん様々なテクニックを使ってカットの継ぎ目をマスキングしているわけですけど、『ザ・ファブル』程度のヌルい和製アクション100本分くらいのアクション要素が数珠繋ぎ、とにかくほとんど静の描写がなく序盤からトップギアで疾走するのでこちらの大脳が物語を処理し切れません。とにかく怒涛の激流に身を任せるしかない。こんな画期的な映画、観たことないです。
まず濃厚なのはイリヤ・ナイシュラーの『ハードコア』に対する露骨なまでのライバル意識。『ハードコア』がやってのけたのは96分間全編POV目線という画期的な手法でしたが、こちらで試みられているのは全く逆のアプローチ、すなわち一体どうやって撮影したのか見当がつかない技術で徹底的に作り込まれた神の視線でひと繋ぎの物語を見つめ続ける。そしてその勢いは『ジョン・ウィック パラベラム』にも牙を剥く。『悪女 AKUJO』で繰り広げられた日本刀で斬り合う画期的なバイクチェイスをより複雑なシークェンスにして導入した『ジョン・ウィック パラベラム』よりもさらに複雑な構成のバイクチェイスに鼻血が出そうになりました。しかしこんな印象はごくごく一部、他に私の大脳を駆け抜けた古今東西のアクション映画はとりあえず思い出せた分だけで以下の通り。
『トータル・リコール』
『ダークシティ』
『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』
『ワールド・ウォーZ』
『28週後…』
『アドレナリン』
『レイダース 失われたアーク《聖櫃》』
『インディ・ジョーンズ魔宮の伝説』
『新感染 ファイナル・エクスプレス』
『イースタン・プロミス』
『アトミック・ブロンド』
『ザ・レイド』
『トム・ヤム・クン!』
『アップグレード』
『処刑人』
『ポリス・ストーリー3』etc
ちょいちょいゾンビ映画が混じってる通り、本作、実はゾンビ映画です。バラエティに富んだ作品群への限りないリスペクトと対応心がパンパンに詰まっているのも嬉しいんですが、『レイダース〜』が切り開いた冒険活劇の温故知新から現代アクションまで進化の歴史を見ているかのような感覚に陥る濃厚な味わいはヴァイオレンス映画に慣れていない人は火傷するかも知れません。それぐらい衝撃的な作品をスクリーンで観ることが出来ないなんてもう悔しくて仕方ないです。
しかも恐ろしいことに本作、劇中でばら撒いた伏線を一切回収していません。まだまだ先までやる気なんですよ、『ザ・グリード』のエンディングと同じくらい絶望的な終幕だったのに。
ノンストップ映像表現への挑戦
「悪女」監督による「カーター」を観る。「キル・ビル」「マッドマック...
こりゃすごい
ゲーム画面そのもの
ゲームを意識した映像のため、慣れている人はいいかもしれませんが、グルグル動くワンカメでしかもちょっと早回しのあの独特のゲーム的な役者の動き、そして妙な視点移動、もうね、画面を動かされると私なんかは頭痛くなってきちゃって、途中で一旦見るのをストップしましたよ。ゲームと違い自分が意図した動きではないので視点が定まらず、これはなかなかの脳内4DX体験です。
ストーリーもゲームな感じで、秘密なことが多く、説きながら進んでいく先が読めない展開。ジェイソンボーン?アクションは派手でこれまで見たことのないシチュエーションでの戦いが次々と出てきてそのアイデアには「そうきたか!」という楽しさはあります。ただいかにもなCGでの炎、血、なのでリアリティがなかなぁと。
特に感動はありませんがアクション好きには見ておくといいのかもしれません。
ノンストップバイオレンスアクション
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