「お姫さまを閉じ込めたらメチャ武闘派だった話。」ザ・プリンセス 村山章さんの映画レビュー(感想・評価)
お姫さまを閉じ込めたらメチャ武闘派だった話。
子役出身のジョーイ・キングが製作総指揮としても参加し、かなりの分量のスタントを自分でやったというファンタジーアクション。基本は「おとぎ話meets『ザ・レイド』」で、塔の上に閉じ込められプリンセスが、密かに鍛えてきた戦闘能力を全開にして、お城を占拠した悪い貴族と手下たちを片っ端からブッ殺す。流血シーンもわりとあるのに、凄惨なイメージはなくむしろ痛快で、映像からもジョーイ・キングのがんばりが伝わってくるので手放しで応援できる。「侮られてきた女性の逆襲」というテーマはさほど深く掘り下げられてはいないものの、ここまであっけらかんと闘ってくれるのは観ていて気持ちいい。
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