アダム&アダムのレビュー・感想・評価
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ライトなノリだが難解、化学的な専門用語が多発するので混乱する
ライトなノリだが難解。化学的な専門用語が多発するので途中混乱した。私は頭悪いので置いてけぼり...さらっとフィックスタイムだとか言われても訳わからん。
「実は父がタイムトラベル発案者」ってのも壮大すぎて、一気にフィクションを感じてしまった。難解な割にテンポは良かったので最後まで観れた。
ラストの父と子の別れのシーンにうるうる。未来の死を察知した父がアダムに「愛してる」と言うシーンは素敵。オーロラの彼方へや、アバウトタイムみたいなラストで父と交流するシーンに弱いなぁ。
スター・ウォーズ+バック・トゥ・ザ・フューチャー?…
シンプルであるあるなタイムトラベル物でありながらも、パロディ要素もあり、お手軽にスピーディーに見れるという点で良かった。ライアン・レイノルズはこの手の役がハマってる。
家族
タイムリープものが好きなので観てみたのですが、タイムパラドックスがどうのというSFではなく家族愛を描いたヒューマンドラマの要素が強い作品かなと思いました。
父に母に子供の頃の自分、そして妻と、それぞれの想いがあって本音が言えてなかったり本音でぶつかったり、その会話のシーンが結構泣けてきました。
クスッと笑えるシーンも散りばめられていて笑あり涙ありでバランスが丁度いい。
アクションシーンもしっかりしていて、未来の技術を使ったアクションはカッコよくスターウォーズのオマージュもあって良かったと思います。
期待してた以上に感情が揺さぶられて楽しめました。
いいセリフがありました
Netflix映画。筋は派手なれど登場人物は限定されておりウェルメイドにまとまった作品。親子関係について、自分も親が亡くなるまで考えたことは無かった。アメリカ映画は娯楽作でもこういう要素をよく入れてくる。
劇中子供が話すセリフで「悲しむより嫌うほうが楽だから」というのがある。同じではないけど、そういう適応機制は考えてみると色々してるかも、と思った夜半でした。
未来から過去へ、過去から未来へ、キャッチボール
かつての不遇が嘘のように絶好調続くライアン・レイノルズ。
またしても快作。SF、アクション、コメディ、ファミリー、ロマンス、そして感動…。
監督は『フリー・ガイ』で組んだショーン・レヴィ。『レッド・ノーティス』のNetflix製作。
これでつまらない訳ない、THEエンタメ!
2050年。
何者かに追撃された戦闘機。パイロットのアダムも負傷。
追っ手や警告を振り切り、一旦は逃れる事に成功。“ジャンプ”する。
タイムトラベルが実現になった世界。
男が向かった先は…。
所変わって、2022年。
母親と二人暮らしの12歳の少年。彼の名も、アダム。
一年半前に父を亡くしたばかり。喘息持ちのひよっこで、学校ではいじめられっこ。母親との関係もビミョーにぎくしゃく。
母親が外出(同僚男性とデート)のある夜、ガレージで驚きの人物と出会う。
あの2050年のパイロット。
何か奇妙。飼い犬ホーキンスは懐くし、母親のデート相手の事を知ってるし、家の中も知ってるし、父の腕時計もしてるし、以前怪我した場所も同じ。何より、名前も同じ。アダムとアダム。そう…
今の僕と、目の前に居るのは大人になった僕。
俺たち、入れ替わってる~!?
…じゃなくて、
俺たち、出会っちゃった~!?
タイムトラベル物で過去と未来の自分が出会うのはよくある話。
過去の自分はいじめられっこ、未来の自分は立派な大人になって…ハートフルな展開が期待出来そうだが、ところがどっこいのコミカル。だって、ライアン映画だもの。
バットを持って身構えたり、驚くのも一瞬、最初だけ。後はすんなりこの非現実的な状況を受け入れる。科学オタクのアダム少年。
マルチバース!? でも大人アダム曰く、マルチバースなんて無い!
一方の大人アダムは、少年時代いじめられっこだったのが嘘のように逞しく成長。筋肉も付いて。付いたのは筋肉だけじゃなく、(もはやライアン十八番の)減らず口も。少年時代の自分にズバズバ皮肉を言ったり。
少年アダムもいじめられっこの割には口だけは達者。
要は、生意気ガキと無鉄砲男。
その夫婦漫才ならぬ“自分漫才”なやり取りが笑える。
さてさて、大人アダムは何故今の僕に会いに来た?
何かアドバイスしに? カッコ良くなった自分を見せて勇気付ける為に?
…ではない。
乗ってきたタイムジェットはパイロットが負傷すると起動出来ない。他の“自分”が必要。そこで…
つまり、この時代の“僕”に会いに来たのは偶々で、それもジェット起動の為。
何かガッカリ…。このジェットやライトセーバーみたいな未来ガジェットに興味津々、もっと色々聞きたい事あるのに(いつ頃筋肉付くの?)、全く無視の相手にしてくれない。
筋肉は付いたけど、僕、ヤな大人になるの…?
そんな事はお構いナシの大人アダム。彼には、ある目的があった…。
大人アダムの私物から、少年アダムは一枚の写真を見つける。
魅力的な女性。名は、ローラ。アダムの妻。
ローラはある目的の為、2018年に向かっていた。が、消息不明に。
妻を探す為、そして彼も2018年に向かおうとしていた。その矢先、先述の事情で2022年に立ち寄り。
何故、2018年に…?
実は2050年は、タイムトラベル技術を独占した女によって、“ターミネーター”な事態になっている。
タイムトラベルを阻止し、未来世界を救う。
タイムトラベル理論が発見されたのが、2018年。
それを発見した人物というのが…!
居場所を突き止められ、未来から追っ手が。
ライトセーバーみたいな武器でバトル。
起動可となったタイムジェットでドッグファイト。
未来描写にCGは必要不可欠。惜しみなく使い、アクションもなかなかの迫力。同じくライアンの『レッド・ノーティス』もそうだが、見せ場たっぷりの娯楽アクションでもあり、劇場大スクリーンで見たかった!
危機に! そこに助けに現れたのは、何と…
ローラ!
消息不明後、それを隠れ蓑にして、彼女もまた不時着した2022年で、アダムがやって来るかもしれないのをずっと待ち続けていたのだ。
感激の再会。熱いキスと抱擁を交わす大人アダムとローラ。
さすがに自分自身のラブシーンを目の前にして気まずい少年アダム。外見てくると気を使ったり。
追っ手の襲撃は続く。
ローラのバックアップで、Wアダムは2018年へ向かう。
そして、ローラは…。
出番はこの時だけなのが惜しいが、ゾーイ・サルダナが“ガモーラ”な活躍を見せる。
遂に2018年にやって来たWアダム。
タイムトラベルのキーを握る人物の元へ向かう。
大学で講義中の物理学教授、ルイス。実は…
アダムの父。
父こそ、タイムトラベルの発見者だったのだ。
開発した磁性粒子加速器“アダム・プロジェクト”から、偶然タイムトラベルを発見に至った。
さすがは科学者。この奇妙な“訪問者”の正体に気付く。
父子の感動的な再会。
…にはならなかった。
頭ガチガチの科学者の父。時間軸に影響が…と、説教。科学理論の事ばかりで、話も聞かない。
カッとなって、つい父親を殴ってしまう大人アダム。
父も殴り返す。
感動的な父子の再会の筈が…。目的と伝えたい事があって遥々やって来たのに…。
何かガッカリ…。
何処か似ている。少年アダムが大人アダムに会った時と。
少年アダムは大人アダムにガッカリ。
大人アダムは父にガッカリ。
成長や現実は、夢描いていた理想とは違う。シビア。
そんな大人アダムへ、少年アダムが掛けた言葉が染み入る。
賢く、純粋なかつての自分。今の自分はいつから“自分”を失ったのか…。
ともあれ、目的の為にやって来た。
タイムトラベルを阻止する。その方法は…
“アダム・プロジェクト”を破壊。無計画のようだが、これが最善。
が、当然敵も黙ってはいない。
再び行く手を阻む。
未来でタイムトラベル技術を独占した女、ソリアン。2022年ではルイスのビジネス・パートナー。
未来ソリアンは過去ソリアンと密かにコンタクト。自分たち同士で手を組む。
キャサリン・キーナーが一人二役、二人一役。正しいのはどっち…?
再び危機に。そこへ助けに現れたのは、父。
Wアダム、父、Wソリアンの対峙。
制御不能となった“アダム・プロジェクト”の爆発迫る。
銃を構えるWソリアンが優位。
父が思わぬ機転。科学者ならでは。
目的遂行と、父親の“職場見学”終了。
…いや、大事な事がまだ。
危機を乗り越え、和解し合えた父子。
息子たちが現れた事で、“目的”だけじゃなく自分の運命も察知。
それについての詳細だけは聞かなかったが、その代わり、息子たちへ言葉を掛ける。
後悔と、そして愛情に満ちた父からの言葉。
父ルイスを演じるは、マーク・ラファロ。ちょっと変人な天才ぶり、ユーモア、感動魅せる演技はさすが。
抱擁を交わす。いつ以来だろう、父の温もりは。
この時の大人アダムの表情は涙を誘う。
少年アダムも父と抱擁。一年半ぶり。
最後は父子でキャッチボール。
それはまるで、全てが詰まってるよう。メッセージ、自分同士、親子の絆…。
未来から過去へ、過去から未来へ。
Wアダムにも別れの時が。
大人アダムから少年アダムへアドバイス。母親との関係について。
童心ワクワクのタイムトラベル・アドベンチャー。
バディは、自分。
タイムトラベルについてのツッコミ所や、何故怪我するとジェット起動不可とか、追っ手がチープで数が少ないとか、その他粗やご都合主義も多々。
タイムトラベルを基に、自分自身、妻との再会、父との再会、母との関係…100分強の中にたっぷり詰め込み過ぎて、描き足りなかったエピソードも。予定調和のベタ作品でもある。
が、それらを差し引いても、満足感たっぷり。そのベタこそ心地よい、これぞエンタメ!
展開も見せ場もツボ抑えも雰囲気も、80年代エンタメ作品を彷彿させる。
まさに、“バック・トゥ・ザ・80年代”!
ショーン・レヴィ監督とライアン・レイノルズは名コンビになりつつあり。(聞く所によると、待望の“俺ちゃんヒーロー”の3作目の監督に交渉中だとか。またまたタッグ作を見れるのは期待だが、万人受けの娯楽作が多いレヴィにあの過激さが務まるか…?)
80年代エンタメ・ムービーは元より、ジュブナイル作品、エンタメが好きな方は見逃す理由は何処にもナシ!
面白かった。
なかなか良かった!
気楽に観るにはいいよね。
ライアンレイノルズがカッコいいね。
タイムトラベラーものは、君が僕を見つけた日が
すき。
マークラファエロが感じ出てました。
スカイダンスメディア制作だね。
ジャリボーイが活躍する、昔懐かしのSF冒険活劇。 キャストから内容まで、ほぼマーベル映画ですコレ。
2050年の未来から2022年へとタイムスリップしてきたパイロットのアダムが、12歳の自分の力を借りてとあるミッションを果たそうとする、というSFアクション。
主人公アダムを演じるのは、『デッドプール』シリーズや『名探偵ピカチュウ』のライアン・レイノルズ。レイノルズは製作にも名を連ねている。
アダムの妻・ローラを演じるのは、『アバター』「MCU」シリーズのゾーイ・サルダナ。
アダムの父・ルイスを演じるのは、「MCU」シリーズや『グランド・イリュージョン』シリーズの、名優マーク・ラファロ。
『レッド・ノーティス』に続く、ライアン・レイノルズ×Netflix作品。
Filmarksさんのオンライン試写会にて、一足早く観賞させて頂きました♪
Filmarksさん、ありがとうございます😊
『レッド・ノーティス』を観賞した時にも思ったが、ライアン・レイノルズ×Netflixの作品は、良くも悪くも軽〜い🪶
今回も、「観た後すぐに内容を忘れるけど、観ている最中は楽しい」系映画ど真ん中となっております!
内容としては、大人アダムと子供アダムが、手に手を取り合って破滅の未来から世界を救う為に奮闘するという、タイムスリップ系映画の王道。
『ターミネーター』や『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のパロディも盛り込まれている(子供アダムの愛犬の名前がホーキンス😅)。
デッドプール、ハルク、ガモーラがメインキャストとして出演しており、「あれっ?これってマーベル映画だったけ?」となること請け合い。
制作陣もその事に対しては自覚的なようで、「マルチ・バースなんてある訳ないだろ!映画の見過ぎだ!」とか、「スーパーヒーロー着地!」とか、MCUを意識したギャグも豊富。
この映画を観たマーベル・ファンなら『X-MEN:フューチャー&パスト』が頭を過ぎるだろう。設定は全く一緒です。
アダムの武器が完全にライトセーバーだったり、『ジェダイの帰還』を意識しているであろうチェイスシーンがあったりと、『スター・ウォーズ』パロディもある。ライアン・レイノルズの趣味かな?
パロディ・ネタが豊富なのはいかにもライアン・レイノルズ映画って感じで良いんだけども、ちょっと「MCU」を意識し過ぎている様にも感じる。
武器などのガジェットや、70'sっぽいR&Bをサントラとして使用する所など、これは誰がどう見ても『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』。
しかし、『GotG』の凄まじい完成度に比べると、本作の出来はかなりお粗末。いやまぁそのお粗末さが本作の楽しいポイントではあるんだけど…。
『GofG』の劇伴が昔懐かしのミュージックだったのにはちゃんと理由があったんだけど、この映画の場合は特に意味が無い。ただ『GofG』っぽいからそうしているだけの様に思える。音楽の使い方一つ取ってみても、やはり天下の「MCU」とは作品のクオリティにどうしても差が出来てしまう。
敵のトルーパーの人数が、まるで自主制作映画並みの少なさだったのは何故なんだろう?コロナ禍対策?
このせいでピンチの場面が全くピンチに見えず、全体的に茶番感が漂っていた。
うーん。あとは脚本も正直イマイチ。
行方不明になった妻の捜索、貧弱だった少年時代の自分を受け入れることでの成長、確執のあった父親との和解、苦労をかけてばかりだった母親への感謝、世界を救う為の戦い…etc。
色々と詰め込みすぎてしまって、結局なにがやりたいんだか良くわからんことになってしまっていた。
凄くシンプルなストーリーラインのはずなのに、今何をしようとしているのか分かりづらい。
怪我をしていたらタイムマシンには乗れないとか、敵の首領が自ら先陣を切って追跡してくるとか、ご都合主義的なところも気になる…。
色々と文句も書いたけど、エンタメど真ん中の楽しい映画です。
タイムトラベル系の映画は、細かい設定について考え始めると頭がおかしくなりそうになるので、なんとな〜くふんわりとした気持ちで観るのが吉。
タイム・パラドックスについては良くわからないし考えたくも無い!
『ネバーエンディング・ストーリー』や『マッドマックス/サンダードーム』、『ジュラシック・パーク』『スパイキッズ』など、子供をメインキャラクターに据えた冒険活劇って20〜30年前までは結構あったけど、最近は少なくなってきた様な気がする。
そういう意味で言えば、本作はすごく懐かしい気分にさせてくれる作品だった。
こういう子供が頑張る系のアクション映画、もっと増えるといいのにな〜。
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