ひかり探してのレビュー・感想・評価
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雰囲気
《砂の器》を思い出したんだよね。戸籍を操って他人になる話だからだと思うんだけど。
雰囲気も重々しい。思い通りの人生を歩めない人が何人か出てくるしね。
ラスト、南国で働いていた少女を見て「良かったね」とも思うし、「それで、良かったの」とも思う。
なんの話だったか、どんな話だったか、それは忘れてしまいそうだけど、全体の雰囲気だけは覚えてそうな作品だったよ。
おいっ!いつどこで入手した!?
休職明けの刑事が、離島で崖から身を投げたと思われる少女に関する調書の作成を命じられ巻き起こる話。
離婚調停がどうとか、そんな中で復職をしたら懲戒を回避する為にも、厄介ごととなっている行方不明少女の調書作成を担当しろとか、更には少女は何かの証人で警察の保護下療養を兼ねて離島で暮らしていたとか、遺書はあったけれど台風の影響で遺体はあがっていないとか、いきなり情報量が多い上に、なんで懲戒?証人って何の?と判然としないまま進行していくので、非常に取っ付きにくい序盤。
しかも最初から明確にしても別に問題ないものが殆ど。もうちょい整理して上手くみせてくれ!
そしてこれは個人的な問題だけど、韓国の地名や人名は似ているものが多く感じてこんがらがりますw
警察署内で浮いてしまっている主人公が、離島の排他的な空気の中で、同じく馴染めていなかった行方不明の少女のことを調べて行く中で、自分と重なるものを感じて変化したり覚悟を決める様はとても良かったけれど…みえみえな他と違うリアクションの人がいてオチは早い段階でかなり読めてしまう。
それでもドラマとしてとても良かったし、キレイなエピローグも素晴らしかった。
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