コーダ あいのうたのレビュー・感想・評価
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演技はよかったが、脚本は普通。
ルビーの家族、特に父親役がよかった。
母親役も若い頃からドラマに出てる好きな女優さんだった。相変わらずいい演技。
脚本や台詞等は、
うーん、アカデミー作品賞といってもこの程度か…というのが見終わっての正直な感想。
家族愛、恋、夢
変な人たちが、愛情で優しく包み込んでくれる。
前提として
・2回目。
・リメイク元の『エール』は未視聴。
・シアン・ヘダー監督の他作品は未視聴。
2回観たけど泣ける。
先生とか家族とか友達とかみんな優しい人たち。
癖は強いけど。
娘も母親もボーイフレンドも(兄貴と父親は常にブレない。)、それぞれが大きく成長していく。
手話ネタでクスッとしてしまうところも多いけど、歌は素晴らしく(特にエミリア・ジョーンズ)、家族愛に涙する、このバランスが素晴らしい。
手話が全て字幕で終わってしまうのが勿体ない。それぐらいの演技の力をキャストから感じた。
手話ではないものの、耳の聞こえないなかで、娘の歌声を聴こうとするお父さんの視点が素晴らしい。
自分は変な家族の一員だ。早く家出したい。
そんな人にオススメ、かも?
また家族を抱きしめに行きたくなるはず。
リメイクなので、みくびっていました…
アカデミー賞作品賞他を受賞したことも、障碍者を描いているからだと高を括っていた。でも、実際に観てみたら、めちゃくちゃ感動した。元の「エール」とは一部設定が異なるらしいが、大筋は同じらしい。まず、家族の通訳として生きるルビーの姿に心を打たれた。自分がそんな立場に立たされたら、きっと投げ出してしまったことだろう。いちいち付き合っていられないし、自分の時間もほしいのではないか? つくづくえらいと思うし、頭が下がる。家業の漁業を手伝い、病院まで付き添う。だんだんかわいそうに思えていった。でも、彼女には歌があった。すばらしい歌声が… 一番好きなシーンは音楽会で、両親がまわりの反応から娘の歌の可能性を感じてゆくところだ。最後、お兄ちゃんもお父さんもお母さんも納得できる選択ができてよかったね。もうルビーを応援するしかない。
家族の暖かさやしがらみを感じられる映画
ルビーの歌声をもう一度
大切なのは声で何を伝えられるか
〜あいのうた〜 という副題と
聾唖者家族の話という設定で
感動の押し付けものじゃないかと敬遠してたんですけど
その心配は杞憂でした。
とにかく明るくてエネルギーに溢れてる家族と
音楽が大好きで、コーラスと家族と仕事、勉強
そして恋に全力で向かう主人公が
ユーモアを交えながらキラキラと輝いてました
音楽の指導者のV先生がまた素敵
ボブディランの声をデビットボウイは
砂と糊みたいだと言ったけれど、大切なのは
何を伝えられるかだ
とルビーに教えます。
『音楽』 がわからない家族を招いたコンサートで
ルビーは確かに何かを家族に伝えた。
それは空気感や熱のような形のないものだったけれど
家族の心を動かした
そこからラストにむけては
涙なしではみれません。
きっとこれからも繰り返しみるだろう一本
逆境に屈しない!! 家族の成長が素晴らしい。
いつも3人一緒で私だけ別だった
ふへんてきな、あいのうた
なかなか見る勇気が起きなかった。
「コーダ」が面白いって口コミが広がってきた当時、
どうしても先に「エール」を見なきゃって思った。
「エール」が最高だったから、逆に「コーダ」を
見られなかった。
杞憂でした。こっちも最高でした。
空気感は「エール」の方が好きでしたが、
ちゃんとブラッシュアップされていて
映画としての完成度が上がった
「コーダ」も好きです。特に音楽。
この映画のポイントは、映画中盤、
V先生に何故人前で歌が歌えないか説明しろ
と、言われるシーン。
言葉では伝えられず、つい手話をしてしまう。
その手話をじっと見ている先生。
映画を見ている私も、手話はできないが、
なぜかルビーが言おうとしている感情が
伝わってくる。
そこで観客はふと気づく。
「手話」というのは、「言葉」ではなく
感情を伝える手段であるということ。
この映画の最高のシーン、
ラストのオーディションの場面。
なかなかうまく歌えないルビー。
規則を破り会場に入ってくる家族。
そこでルビーの感情がやっと解放される。
ルビーは審査員のために歌っているのではない、
一生歌を理解できない家族のためだけに、
手話で唄うルビー。
結果としてその感情が審査員にも響かせた。
なぜなら、ルビーは言葉と、歌唱と、手話という
3つの方法で感情を伝えられる才能があったから。
じつはこれまで”愛”を教えてもらったのは
ルビーの方でした。
だれもいない漁船の上でひとり唄い鍛えられた歌唱力。
嫌いだった”愛し合う”両親。人を愛することを
一番身近で教えてくれた両親。
皮肉という形でしか表現できないストレートな兄の感情。
それらに気づかせてくれた先生と、マイルス。
と、ここまで書いて全部消したくなった。
この映画の感動を文章で表そうとするなんて無理だ。
よし、もう一回見よう。
CODAを取りあげつつも、普遍的な家族のドラマに仕立ててあるバランスに好感。
聾唖の両親と兄を持つ10代の少女の成長を瑞々しい映像で描いている。聾唖という家族内の障害を乗り越えて少女の夢を皆で1つなって送り出すまでを、良質な音楽が彩っていくのが小気味良いし、聾唖者を健常者と変わらないキャラクター造形で描けているあたりが作品に素晴らしいパワーを生んでいる。オーディションで家族を前に歌う「青春の影と光」が見事にはまっていて、この作品のハイライト。不器用な父親を愛嬌たっぷりに演じたトロイ・コッツァーの存在感と、10代の多感な心の動きをヴィビットに演じたエミリア・ジョーンズが好印象だ。
自立
良いシーンは沢山あるけれど、ルビーとマイルズが歌うシーンのドキドキ感が、手に取るように伝わってくるのが特に好き。
両親と兄のルビーからの自立、家族のために尽くしてきたルビーの自立。
ルビーにとって苦しく悩ましい選択だっただろうけど、この道を選んでくれてよかった。
生活の苦しさや、両親からの依存がわりとリアルに描かれていて(最後はわりとすんなり解決していくけれど)映画だからと美化されていないのもよかった。
聞こえない両親と兄が、周りの反応を見て、ルビーの才能に気付かされるのもよかった。気づく前は、夜ご飯の話をしてるのもリアリティがあって面白い。
ルビーの未来にたくさんの幸せがありますように、と願わずにはいられない。
ろう者の家族の中でたった1人の健常者。 健常者として家族を支え、自...
原作エールをもう一度観たくなる
この映画も笑あり、涙あり。その涙は哀しみではなく、愛しさの涙なので、終わった後もすっきり。
エールが大好きで何度も見てたので、エールと照らし合わせながら見てたところも。
音楽はどちらも馴染みがないけど、エールの方がしっとりしていたと思う。
主人公の成長を歌唱力で表現しきった
基本的なテーマは珍しいかのように見えて、実は構造としてはいわゆるテンプレート映画だと感じましたが、主人公の歌が絶妙に成長していくところが痛快でした。
最初から歌が上手い主人公が、ストレスを乗り越えるごとに他者へものを伝える意識が高まり、それを歌唱で表現していくのは見事でした。
なお、リメイク元の「エール」を見ていないどころか、リメイクなんだと知らずに見た感想です。
いい人ばかりでみていて気持ちいい
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