コーダ あいのうたのレビュー・感想・評価
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予告が7割
評価とんでもないことになってるじゃん!★4.3って何事ですか!? そこそこ楽しみにしていたけど、これはやばそうだ。結構期待に胸をふくらませて鑑賞。うん、期待しすぎてました笑笑
テーマだけ見るとすごく重めな映画に感じるけれど、笑えるシーンやほっこりするシーンがかなり多く、雰囲気も居心地もかなりいい。軽快なステップでストーリーが進んでいき、だれることなく最後まで突っ走る。この手の映画であっという間と感じるのはなかなか珍しい。大体は途中で飽きちゃうんだけど、本作は全くそんなことは無い。非常に優しくて温もりのある映画でした。
何より登場人物のカッコ良さ。
主人公の真っ直ぐすぎて優しすぎる性格に心掴まれるし、兄の何気ない優しさににんまりしてしまう。何より、V先生がすごくいい先生でした。厳しいけど情熱的で頼りになる大人ってこの年齢の子供にとっては偉大だよなぁ。指導の仕方も完璧だし、ラストシーンも泣きそうになるし。
そしてこの映画の見所はもちろん音楽。
主人公の歌声が心に響くのはもちろんのこと、ボリュームを上げたらバックの音楽だけになったり、イヤホンを外したら音楽が聞こえなくなったりと、見せ方も上手い。オーディションでの選曲も良くて、終わったあとは気持ちがスッキリする。特に意外なことも無いんだけど、心が癒されて爽快な映画でした。
ただ、予告が内容のほとんど。
これは作品の評価ではないかもしれませんが、予告が映画の内容を見せすぎていて純粋に楽しめなかった。次こうなるんだろうなぁって予想が出来てしまうし、予告以上だったとも言えなかった。
あと、そこまで飛び出していい所がない。
正直ここまで評価される理由はわからなかったかな。いい映画だけど、別に平凡っちゃ平凡でテンポの良さやキャラの描きはお見事だが、そこまで感動できるわけでも響く訳でもないので、個人的にハマらなかっただけなのか★4.0以上つけるほどでは無いのかなと思いました。
まぁまぁ、でもいい作品でした。
手話を勉強したいと思いました。もっと多くの人と触れ合いたい。英語の次に手話が大事じゃない?
劇場で彼女の歌声を聞いて欲しい
CODA(コーダ)は音楽記号として有名ですが、聴覚障害(聴こえない...
"You're All I Need To Get By…"な映画
ティッシュとハンカチを握りしめて、泣く気満々で見始めたんですが…ホロっと来た程度で、号泣とはいきませんでした(笑)
見終えて、「あぁ、アメリカ映画だなぁ」と…(笑)
悪い映画では決して無かったんですけどね…でも、合唱部の歌にマービン・ゲイ&タミー・テレルなんて、いいセンスしてます!(笑)
*タイトルの"CODA"とは、「Children of Deaf Adults= “⽿の聴こえない両親に育てられた⼦ども”」との事(この場合、子どもは聾唖者でも健聴者でも、こういう言い方をするのだろうか?…この作品の主人公ルビーは健聴者ですね)。
*"聾唖者を親に持つ子どもが抱える問題"という作品テーマについて言えば、かなり楽観的な物語でした。主人公は良き友人や教師などの理解者に恵まれ、また最後には聾唖の家族の理解も得て、独り立ちする事が出来たんですから…。
しかし、多くの場合、そうではないのだろうという事が想像出来ます。
*この作品の中には、聾唖者と健聴者のズレとして、あるある?なエピソードが多く挿入されていたのが面白いなと思いました(一部私見ですが…)。例えば、配膳の時の音がうるさいとか放屁しても音の大きさが分からないみたいな事から、大麻とかSEXとか感覚的な刺激が強いもの?or優位なもの?に強く流されやすいとか、手話と共に顔の表情を混えるせいか自己主張が強く取られやすいとか…。
*この作品の印象深い場面に、ルビーが所属する合唱部のコンサートに、両親と兄が鑑賞に来るシーンがあります。ルビーが歌唱する最もハイライトとなる部分で、途中から全くの無音声となります…。健聴者の私にとっては、なんとも虚しいというか、なんだか心許ない場面でした…そして、とても不安感が増しました。聞こえないということが、…場の共有の困難さ、意思疎通の破綻、そして孤立化・疎外感…まるで言葉の通じない知らない国へと放り出されたような気持ちになりました(ちなみに、手話は、日本語・英語などのように、一つの言語として認識されるものであると昔学びました…手話言語ということばがあります)。
バークレー大の試験の時、ルビーは家族に対して手話をまじえて歌います。家族はルビーの声を知りません。その声がボブ・ディランのようなダミ声なのか、あるいは天使のような声なのか、想像すらつかないのです…。
その心は伝わったのでしょうか?
たとえ音は無くとも、ルビーの手話もまたその歌声と同じだけ価値のある表現であったのでしょうね。そんな気がしました。
*音楽教師が、ルビーや生徒たちに指導する場面が、最高に面白い…個人的には、この映画最大のハイライトでした。アメリカ映画で、スパルタ指導なシーンが登場すると、なんかドキドキします(笑)
*ルビーが大学入試の際に歌うのは、ジョニ・ミッチェル作の『青春の光と影』(Both Sides, Now)。歌唱中、対訳が字幕として出るんですが、???…昔、初めて聴いた時も、歌詞カードに載っている対訳を読んだ覚えがあります。ちなみに、その時もチンプンカンプンでした(笑)この歌は、ちょっと内容が抽象的で、胸にストンと落ちて来ないんですよね…笑
*母親役のマーリー・マトリン(Marlee Matlin)は、かつて映画『愛は静かさの中に』で主演した女優さんと知って、ちょっとビックリ(笑)
この映画、めちゃくちゃいいんですよねぇ…観た当時の個人的ベスト・ワンでした(笑)この映画も、オススメ!笑
Coda
歌の素晴らしさと対比する「音のない世界」。2014年のフランス映画「エール!」をリメイクした本作は、オリジナルを超えた!
とにかく選曲が良い!マービン・ゲイ、ジョニ・ミッチェル、クラッシュ!そして海と木々の美しさ・壮大さを収めたカメラも良い。
「エール!」はコメディ色が強く、主人公であるCODA(Child of Deaf Adults)ポーラの恋や家族との関係が中心に描かれており、エンタメ性が強調され単なるいい話で終わってしまっていたが、本作は、聾者の心情、社会での孤立感、CODAとしての葛藤や自立に焦点を当てたことで、しっかりとしたヒューマンドラマとして見ごたえのあるものとなっている。
実際に聴覚に障害のある俳優を起用したことで、聞こえない人の暮らしぶりや話し方のリアリティが増し、意思疎通の難しさが伝わってくる。
母親が「ルビーが生まれて聞こえる子どもだと分かった時、気持ちが通じ合えるかどうか自信がなかった」と話すのだが、言語の相違、文化の相違がいかにコミュニケーションに大きな影響を及ぼすかというセリフだ。
聾者は低音が響く音楽を大音量で流すのが好みであるとか、性についてあけすけであるとか、人の輪の中にいても話がわからずに孤立してしまうとか、常にバカにされているという意識をもってしまうなど、聞こえない人たちを丁寧に取材した成果で特徴をわかりやすく表現されているが、これらは実際に体験してみないと理解できないことだろう。
「サウンドオブメタル」は聞こえなくなることに対する受容と克服が主題だったが、本作は、CODAであるルビーと聞こえない家族それぞれが、聞こえない世界の扉をもう一枚開いていくという物語だろう。
子どもの頃から聞こえない家族の通訳として、大人として振る舞わなくてはならなかったCODAルビー。自分の時間を犠牲にし、それを当たり前のこととして対処してきたルビーが、「自立」して自分の人生に踏み出すには、やはり家族の理解と自立が必要なのだ。
ルビーの兄、母、父がそのことに気付いて彼ら自身がルビーから自立することが、本当の家族になるということなのだろう。
ヤングケアラーという問題が顕在化している昨今だが、困難な状況にある人の社会的支援や相互理解の一助になればよいと感じる作品でもある。
涙と一緒に心が洗われた感じ
何より、エミリア・ジョーンズ
やはりオリジナルの『エール!』との比較からになりますが、ストーリーは大筋で同じであるものの、設定や細かい部分は『エール!』よりも現実感高く、観やすくなっています。
『エール!』は「超が付くほど強烈なキャラクターのママ」に対して、「どこまでも家族のために自己犠牲の選択を採る娘」に同情。そして最終局面における「オーディションでの直接的なメッセージとなる歌と演出」で一気に涙腺崩壊させられるという、かなり「力業」でもっていかれる映画でした。
それに比べると『コーダ』のママは全然マイルドだし、娘のルビーの主張も唐突さはないし、ちゃんと10代の若者らしく、112分はスムースで安心して観ていられます。
特に、『コーダ』の良さは何よりルビー演じるエミリア・ジョーンズの歌唱力ですね。『海賊じいちゃんの贈りもの(14)』や『ブリムストーン(16)』でも好演を見せてくれていましたが、大きくなり演技だけでなく、とても「いい声」をしていて、おじさん(私)はとても喜ばしく思いながら拝見しておりました(笑)。
そして劇中歌の楽曲もよく、特にオーディションでルビーが歌うジュディ・コリンズの『Both Sides Now(青春の光と影)』は私も大好きな歌なので感動もひとしおでした。勿論、サントラもすぐにダウンロードしたし。
まぁ、日本での「AppleTV+未配信」にはユーザーとして少々思うところありましたが、結果的にはやはり劇場で観て良かった作品だったと思います。
天使の歌声🎶
いやー感動した
答えは無くて良い、行動する事で答えは見つかる
素晴らしい映画でした。
事前に聾唖者の家族の中で唯一の健常者の主人公という設定だけは頭に入れていたが、映画の中では様々な問題(障害者と健常者の壁、いじめ、ヤングケアラー)が扱われている。
正直な所、どれも映画の中で明確な答えは出ていない。
しかし、彼女の歌は周囲の生徒達の偏見を拭い去り、組合を作る事で壁がとっぱらわれるきっかけが出来、大学進学を最後には家族が後押しする事で彼女は独り立ちできる。
しかしそれが解決の答えといえばそれはNOである。
明確な答えは映画では示されていない、でもそれで良いのだと思う。
一歩踏み出す事、たとえその道が茨の道であろうと、行動する事の大切さを教えてくれる。
そしてそれを支える家族、友人、彼氏、先生、色々な愛が行動する者を後押しする。
進学、就職、転職等、将来に不安を覚える方々には特に勇気を与えてくれる映画だと感じました。
不幸とか死にたいと思う人に見てもらいたい
いや~素晴らしい、久しぶりに映画の良い所をぎゅとまとめた映画を見た気がするな・・・
本作品、笑あり、涙あり、家族の絆有り、友情、恋愛、人間ドラマと贅沢に、上手くまとめ上げて作っているよな・・・
ロケ地もいいし、キャスティングも最高です。
個人的には、エウヘニオ・デルベスの演技が最高で、ひとりひとりの間や表情が最高にいいですね。
見ていて気持ちがいい、また、色々な面で考えさせられます。
個人的には、「今上手く行っていない人」「自分だけが不幸だと思っている人」「死のうと思っている人」は、是非この映画を見てもう一度、自分の事を考えてみて欲しいかな・・・・
いい作品と言っても、強制お涙ちょうだいのようなジメジメした内容じゃないから本当にいい作品!
こう言う映画がアカデミー賞を貰うと、見ている観客とアカデミー賞の間にある距離がちじまると思うね。
自分としては、本作品の続きが気になるな・・・・この後は自身の想像もいいけど、やっぱり、この家族がこの後どうなるのかみてみたい気がするけどね。
「歌の素晴らしさ」
子供立ち、親立ち
今作を見て最も印象に残っているのは、「リアル」ということです。見てよかったと、素直に思えるような、いい映画でした。
タイトルにも記載したように、この物語は親子それぞれが子供立ち、親立ちする物語でした。
聾唖者である、母、父、兄の3人は生きていく上で、ルビーに頼ることが当たり前になっていた。ルビー自身も、大学の専攻が近づいたとき、漁師を続けることを理由に一度進学を諦めた。私はこのシーンは、家族を手伝うことを進学に対する強い意志を持てない言い訳にしているように少し感じてしまった。このように、家族同士で仲良く過ごしているように見えて、依存になっており、お互いの足枷になっているように感じました。
父親、母親の2人は生活していくために、ルビーを大学に行かせることはできないと言ったシーン。レオだけは、妹の幸せを願う不器用な兄であった。家族のために、自分の夢をあきらめてほしくない、だが自身でも健聴者の妹がいなければ自分達は生活ができないとわかっている。兄であるのにも関わらず、妹を助けるために何もすることができない自分にずっと腹が立っていた。不器用ながらも、素敵な兄であると感じていました。
しかし、発表会でのシーンを境にそれぞれの思いが変わっていく。分かりやすかったのは、聾唖者の自分達は実際に歌を聞くことはできないが、ルビーの歌を聞いた人々が、自然と笑顔が溢れ、涙を流す人が現れたシーンだ。このシーンは聾唖者がどのように世界を見ているかが、リアルかつ分かりやすく描写されているとてもわかりやすい場面であった。そして、父もまた不器用ながらも、娘のことを最もよく考えていると感じました。序盤にラップは振動を感じるから好きだといった伏線が、最後にルビーの喉を直接触れることで回収されるとは思っても見ない感動するシーンでした。
そして、家族全員がルビーの進学を応援するようになったころから、周りの人間関係も自然と良くなったように描かれていた。これまでは、自分達は「聾唖者だから」といった、自信を否定し、他人は掛け合ってくれないと決めつけるような会話が多かった。ルビーの進学をきっかけに、周りの人間にも、自身から歩み寄ることで問題が解決しているように感じた。
最後に、私は兄のレオが1番好きなキャラクターでした!
許す事の強さ
お涙頂戴映画じゃないのに
いい。
すごくよかった。
単純なお涙頂戴ものじゃないのに、
もう、途中から感情が溢れ出して
ポロポロ泣いてしまった。
いい。
すごくいい。
ルビーの歌もすごくよかった。
ルビーって言うキャラクターが本当よかった。
家族って、支え合いなんやね。
どっちかが奪い取るじゃなく。
お兄ちゃんもいい人!!
終わりよければ全てよし。
下ネタ(っていっていいのかな?)がいっぱいで
最初、うわって思ったけど、
避けて通れないっていうか。
それ含めて人間だもんね。
すごくよかったけど、
子どもと一緒には観れないなあ。
そう思っちゃうあたりが、
昭和のおばちゃんなのかな。
V先生のキャラクターも最高!!
発表会の演出、
夜空での歌のシーン〜ラストにかけて、
本当によかった。
いい映画時間でした。
観に行って本当よかった。
ルビーの歌のCD欲しいな。
V先生が面白かった
耳の聞こえない両親、兄と4人で暮らしている高校生のルビーは、家族の中で1人だけ耳が聞こえた。家族の耳と口になっていたルビーは家業である漁業も朝3時起きで毎日欠かさず手伝っていた。高校の合唱クラブに入部したルビーの歌の才能に気づいた顧問のV先生は、音楽大学の受験を強く勧めるが、 ルビーの歌声を聴いた事の無い両親は娘の才能を信じられなかった。そのため、家業の方が大事だ、という両親のために、ルビーは自分の夢より家族の助けを続けることにし、大学受験を諦めるが・・・さてどうなる、という話。
CODAが、耳の聞こえない親に育てられた子供、という意味だと知れて良かった。
チョイ下ネタ有りの両親が面白かったし、合唱部のV先生もラテン系のノリで楽しかった。
でも、やはりルビー役のエミリア・ジョーンズが可愛くて歌声もすごく良かった。
素晴らしい作品で感動しました。
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