コーダ あいのうたのレビュー・感想・評価
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最後の場面は不要じゃないか
あの調査員を含めて、本当の悪人が一人も居ない映画。ま、揶揄みたいなのものは有ったけど。憎まれ役がなくてもこういう映画は成立するのね。んで、めったにないことだけど、もう一度観に行こうかと思うくらいの映画だったな。誰か連れていきたい。しかし、泣いているところは見せたくないので、悩む。まあ、2回目は泣かないで済むかな。
音がなくなった場面からうるうるし始め、入学オーディションで大泣き。ここを最後にしてエンドロールへと終わっていれば星5つにしたと思う。でも、これからあとが普通。あまりにも平凡な終わり方で涙が引っ込んでしまった。あのあとの、直営販売も成功しています、聴こえないけど和気あいあいで、みたいな場面、要るか?また、オーディション会場の場面で終わっていても、合格か不合格なのか観客にはわかるわい。あと、高校生の娘におかしなことを通訳させる場面も、やめてほしかったな。無理やりコメディ調にするコンドームやらインキンの話は必要だったのか。私も笑ったけどさ。でも、夫婦でセックスの場面は本当にあるかもなと思う。
ところで、家族3人を演じた役者は、実際にも耳が聞こえないみたい。馬鹿にされているというセリフがあったけれど、本当にそう感じているのかなぁ。映画内での酒場や学校の場面みたいなことだろう。切ない。なんか辛いわ。でも、アメリカって、こういう人も、活躍場所は限られているのだろうが、俳優女優としてやっているのがスゴい。
最後に、オイ、配給会社、もっと気合い入れて宣伝せんかいっ。しかし、タイトルに安っぽい「あいのうた」なんていう副題は要らない。だいたい、全ひらがなのあいのうたってなんだよ。コーダだけじゃ何の映画かわからないから付けたのだろうけど、センス無し。
期待は大きすぎたけど好きな映画になりました
小さき神の作りし子供たちの子供
両親が聾唖者の女の子のサクセスストーリーと思って、泣く気満々で観に行ったら、ちょっと違う印象でした。タイトルのCODAの意味からして、福音であるはずの健聴者であることが重荷になる主人公の境遇に愕然とします。地域社会と距離感がある両親と兄、聾唖の家族の中で異質な健聴者に頼らざるを得ない貧困や差別等,今日のSDGs的なテーマが溢れていて、考えさせられます。いいテーマではあるけど、社会問題と音楽の話のそれぞれが少し掘り下げが浅いような気がします。とは言え、父親の視点での無音のコンサートや娘の歌を触れて聞くなどの演出には、ウルッときます。役者ではエミリア・ジョーンズが硬い表情で素人っぽい感じが良かったです。音楽教師役エウヘニオ・デルベスもキャラ立ちしていて、美味しい役どころですね。
主役の女の子がとてもとても魅力的
とてもいいものをみた気分になる
正直それほど心を射抜かれることはなかったのだけど、泣けることこの上ない。選ばれたキャストがほんといい味を出してる。聾唖の家族だけでなく、音楽の先生までこなり濃い。特に父親は凄まじい。兄が泣かす。
聾唖の家族の通訳のように生きてきた娘の自転車で港町を駆け抜ける日常や悔し涙の表情がいい。そして言葉が通じないからこそのギャグも随所に決まってる。そして聾唖家族が知るよしもない音楽の力を発見するその場面。自分の娘が天賦の才能を持つ娘だとわかる表現がにくい。やりようによってはあざとくなりそうだけども泣ける。そしてオーディションがまた泣かす。青春の光と影か。ここにきて手話が圧倒的な表現力で迫る。歌は伝えること、という先生の最初のコーチングのそれがミックスされて、とても幸せな気分になった。
感動ポルノなんかクソ喰らえ
V先生、good job !!
涙が出まくって、体重が減るレベルの作品
7回くらい泣きそうになった
Codaって楽曲の終わりの記号だけど、この映画の感動はまだまだ終わりそうにありません
高校生のルビーは聾唖の家族のなかで唯一の健聴者。ロッシ家は漁業が生業。AM3:00に起きて漁を手伝ってから登校。授業中に寝ない訳がない。昔、朝の4時から豊後水道で関サバを釣って、午後から別府のビーコンプラザの講演会に出席。案の定、爆睡してしまった。起きたら周囲10メートルぐらいが空席で、人がひとりもいなかった。たぶん急降下爆撃機並みのイビキでまわりの参加者に迷惑をかけたのだ。穴があったら入りたかった。オペラ公演にも使われるすり鉢型のコンサートホールだったからなぁ😰響いたろうなぁ。「釣りバカ日誌」を地で行くような実話で大変恐縮です。
映画の冒頭からトロール船での漁のシーン。わくわく感でついつい前のめりでスクリーンを覗きこむ。おお、舌平目じゃ~、大きなオマールエビじゃ~
ルビーは赤いサロペットパンツ姿で海風に金髪をなびかせ、歌いながら作業をしている。
CODAとはChildren of Deaf Adults の略で、聾唖の両親を持つ健聴者の子供を意味する。その苦労のひとつは両親の秘密を幼いころから知らなければならないこと。お股にいんきんたむしができた両親を病院に連れて行くシーン。お父さんは「フジツボに焼けた大根を突っ込むような痛み」と表現し、「お母さんのあそこは茹でたてのオマールエビのハサミのようだ」と手話で話す。それを医者に通訳しなければならないルビー。お年頃の女子の苦悩をコミカルに描くシーンだ。両親のせいで恥ずかしめを受ける羽目に。やり場のない怒りをルビーは「2週間はセックスは禁止」を「一生セックスは禁止」と両親に通訳してしまう。
通訳はもううんざり❗
お兄ちゃんの「家族の犠牲になるな」
につながります。
はからずも、オヤジの水虫の薬を分けてもらって玉袋にぬるとき、局所が燃えるように熱くなって、かきむしりたくなる衝動を抑える辛さをこんなときに思い出すことになるとは!
お母さん役のマーリー・マリトンは赤ん坊の時に麻疹により聴力を失った。「愛は静けさの中に」でアカデミー賞主演女優賞とゴールデングローブ賞に輝いた実力者。お父さん役のトロイ・コッツアーも聴覚に障害をもつ俳優。兄のレオ役のダニエル・デュラントも聴覚障害がある俳優。しかも、漁のシーンを撮るのに実際に漁船に乗って、作業を教わり、マスターするまでかなりの時間を割いたという。まるでドキュメンタリー映画のはじまりのようだったわけだ。監督がみずから進んで手話をマスターし、聾者の役者を選び、直接コミュニケーションを計った。ロンドン生まれのエミリア・ジョーンズはアメリカ手話をこの素晴らしい3人の役者から親切に教わったと言う。この映画は一切手抜きすることなく、丁寧に手作りされたのだ。暖かみが違う。だから家族愛が違う。愛おしい極上のテイストに仕上がっているわけだ。
この映画は耳の聴こえない人も聴こえる人も一緒に見て、同じ時間と経験を共有して理解を深めるきっかけにきっとなるだろう。立場の違いを越えた助け合いの大切さに気づかされる。
トラックのステレオの音をMAXにして、ヒップホップの重低音の振動を楽しんでいるファンキー父親がトラックの荷台でルビーに今日の歌を自分のためにもう一度歌ってくれと頼み、ルビーの喉に触れて、懸命に感じとろうとするシーン。感動的でした😭
V先生のオーディションのピアノ伴奏での隠し技。言葉を使わない合図というか、もっとがんばれー。ちょっと、バレバレだったけどね👍
難聴者だけの操船は本当にアブない。
ましてや、モーターの音がわからないで操業すると、簡単に手や指を失いかねない。心配で心配でたまりませんでした。一家の置かれた困難を際立たせるとても上手な設定でした。レオお兄ちゃんには素敵な恋人ができたから、一緒に夫婦船でやってくれるから大丈夫だと思いました。あの娘は絶対にいい女将さんになりそう。だから、ルビーを送り出してあげられる自信があったんだと思いました。
漁師と歌のコラボ映画としてですが、
「フィッシャーマンズ・ソング コーンウォールから愛を込めて」との二本立て上映があったらいいね👍
監督の地元のマサチューセッツ州のグロスターの漁港や Cape Anne (アン岬)の水産物取引所がロケ地だそうです。パンフレット買いました。久しぶり(20年ぶり)にサントラCDも買っちゃいました😅
Codaって楽曲の終わりの記号だけど、この映画の感動はまだまだ終わりそうにありません。
言葉はいらない愛の物語
私は予告編から既に泣きそうでした。自分の夢のために一生懸命に頑張る自分とそれでも家族のためにこれからの事を考える自分の葛藤激な娘、そしてCodaの3人父、母、息子
娘は家族の通訳係そして高校三年生というそこから自分は感情移入ができました。私が印象的だったのは、母がルビーが産まれてくる際「本当があなたも耳が聞こえい方が良かった」と言ったシーンでは、今後の不安な事を考慮した母の優しさであり
兄の「お前が産まれなかった方が楽しかったという」セリフも逆にルビーが苦しんでしまい大変な思いをしてしまうという兄の気遣いだと私は思う。
父も同様にルビーの今後を応援したいが、父の漁業も成功させたい。
音楽の先生も然りこのルビーの歌声を世に教えて上げたい気持ちどれもが素晴らしい感情だと思いました。
さらにルビーの友達も決してルビーの家族をバカにせず自分も手話を覚えて家族を支えたのは、泣きました。合唱コンクールも大学の試験もどのシーンも素晴らしかったです。自分も少しずつ手話を覚えたいと思いました。
結論 人間に言葉はいらない 新年から最高の映画に出会いました。2022年ベスト10入り確定です。
追記
now(2022/08/27 でAmazonプライムで本日に2度目の鑑賞を致しました。やはりこの作品は、素晴らしく綺麗に描かれています。全てに悪がなく全てに愛が込められているなと感じ取れます。
ルビーは本当に優しい娘で自分の夢と家族の幸せどちらか1つを選べと言われても不可能に近しいだろうに
そして音のない世界に突然飛ばされたら私は、絶望に嘆くだろう。辛い・分かってあげれない・バカにされる・自分の娘、息子の声を聴くことさえ許されない。そんなの信じたく無いだろうに、、、
兄のルビーを信じている優しさ、家族ばかりに気を遣わず本当のお前を解放しろという。気持ちに胸が込み上げて来ました。
母は、2つの意味で自分の娘を祈った。まともに会話出来なくなってしまい最低な母親になってしまう気持ちと、わかり合いたくても意思疎通が出来ず疎外感を与えてしまうじゃないかと、思う気持ち。その2つは、ルビーに辛い人生を送って欲しくないと言う親の気持ち。父も同じで音楽会後の2人のシーンでも耳は聴こえなくともその本人の喉に触れる事でルビーの一生懸命さを感じ取ることが出来、決心する事が出来たんだと思います。娘の幸せを奪い取るのは、父として果たして正しい判断なのか父にも葛藤はあったと思います。ルビーは、優しい子だから自分の夢を捨て私たちと共に来るだろう。だけれどもそれは、私たちが実の娘をただただ苦しめるだけでは、無いかと感じたんだと思います。
そしてV先生です。やはりこの先生は、沢山の種からひと握りの素晴らしい粒を見つけ出す天才だなと感じました。先生は、初めからルビーを世に出したい一心だったと思います。その熱い眼差し気持ちがきっと父にも繋がったんだと思います。
今日は、24時間テレビです。世の中の障害を持つ少年少女の頑張る姿を皆で見守る番組です。酷い意見も多く「やる意味がない」「障害者き〇い」などと酷い言葉を並べてヤジを飛ばす糞健常者は、この世にいりません。昨今では、その方たちが、どれだけの苦労をしているのかを容易に知ることが出来、更には自分達で発信やドラマで伝えりしていることが多くなっています。もっと増やしていいとわたしは思います。普通の人の何十倍も頑張っている人たちを私は応援したいです。
Codaを2回目観れて良かったです。本当にありがとうございます。
良い映画なのにちょっと雑
「コーダ」とは聾唖の両親に育てられた子供ことだそうです。
実は結構深刻な話をコメディー要素を散りばめて
楽しく観られる作品に仕上がってます。
聾唖で出来る事、出来ない事をコミカルに、でも明確に表現する事で、
聞こえる人が知らなかった聾唖の方の世界を理解できる。
この映画の一番のキモはそこだと思いましたね。
主演のエミリア・ジョーンズの歌声が誰かに似てるな〜??
と思いながら観ていたら、劇中でそのものズバリの
その人の歌を歌うシーンがあってああ、やっぱり!!
良い声です。
心がほっこりする様な映画が見たい方にお勧めです。
で、月に8本ほど映画館で映画を観る中途半端な映画好きとしては
最近日本でもやっと社会問題として認知され始めた
「ヤングケアラー」に焦点を当てた話で、一般の人が
映画を通じて知って欲しい大事な話だと思うけれど
ところどころ、なんだか雑で観ていて没入出来なかった。
コメディーにするためにワザと高校生の女の子に
性的に刺激的なワードを言わせてる様に思えてしまった。
このお父さん、いくら飾らない人柄とはいえデリカシー無さ過ぎ!!
耳が聴こえないから仕方ないとは言え
高校生の女の子を性病の診察に付き合わせたり
汗臭い男が多数出席している集会で
下ネタ的なヤジを少女の口から言わせたり
男友達の前でコンドームの使い方を手話で実演したり!
私が娘なら、1000%絶対に赦さないレベル!
また、お母さんも
「聞こえる娘とは解りあえないかも知れないと思った!」
なんて、娘の立場ならかなり衝撃の告白をしておきながら
その言葉の直後に「コンサート用のドレスを買ってきた」なんて
結構、唐突にドレスを差し出されるので、
お母さん、どこでコンサートのある事を知ったのですか??
肝心の娘の方も大事なレッスンのあることを
どうせ理解されないと思ったのかも知れないが
ここまで親に言って無いのはどうなのよ!
全く親に言わずに親の言いなりになって遅刻を繰り返して〜
折角熱心に教えてくれようとしている先生から見れば
本気でやる気があるのか?と言う苛立ちも当然だと思う。
それから漁に出るには耳の聴こえる者の同行が必須!
と言う大事な事、解っていたから娘に漁を手伝わせていたのではないの?
調査員が乗船するその大事な朝に娘が居ないのになぜ漁に出たの??
役者の皆さんはみんな良い仕事してるのに、
なんか大事な所が、編集の問題なのかも知れないが
ところどころ雑に思えて、とっても残念!!
切なくも愛おしい家族の愛の物語
家族の中で一人だけ耳が聞こえる主人公ルビーとその家族の心温まる感動ドラマです。
ルビーは家の漁の仕事の手伝いをしたい一方で、歌うことが好きで音楽大学へ進学したい気持ちもあります。また、家族も漁の仕事を続けていくためにルビーに協力してもらいたい、ルビーの歌声を聞くことが出来ないのに彼女の夢を応援していいのか、といった思いがあります。ルビーが歌っても家族にはそれが聞こえないのです。登場人物たちがそれぞれ葛藤を抱えていて、とても切ない関係性でした。
しかし、ルビーの家族はたとえ耳が聞こえなくても前を向いて明るく生きています。そんな彼らの姿に多くの人が背中を押され、力をもらえると思います。
ルビー役のエミリアジョーンズの歌声も魂を揺さぶる力強いものでした。また、実際に聴覚に障害を持った役者さんたちがルビーの家族を演じているということにも驚きです。実際に障害を持っている人にしか分からない心情を写し、リアルな物語になっていたと思います。
終始、登場人物それぞれの思いに共感でき、特に後半は涙が止まらず、こんなに泣いたのは久しぶりというくらい、ボロボロに泣きました。涙をたくさん流して感動し、見た後に温かい気持ちになれる優しい映画でした。
アカデミー賞最優秀作品賞はかなり濃厚だと思います。
シンプルなストーリーですが、考えさせられます。
当たり前のことが当たり前でなくなる映画
愛と人生を両側から見る話
はじめは両親のルビーに対する扱いにもやっとした、特に母親
本人には深刻な悩みなのに"反抗期"とか軽く笑われて扱われることに、無理解を感じて
一度大学行くのやめるって決めた時も、その決断下した娘に感謝してほめるんだ?と思って
途中まではこの関係は依存であり自己犠牲であり、パワーバランスが崩れててルビーばかりが背負ってるように見えた
でも後半の合唱の発表から見え方が変わる
ルビーの歌声が聴こえず無音のままの数分間、私達は家族と同じ立場で会場を眺める
その時初めてわからないとはこういうことなんだと知る
せっかく歌ってるのに今日のご飯の話をしているのも、仕方ない
何が起きてるかわからず立ち続けてる娘を見続けるのはなかなか難しいことだから
両親はルビーのドレスなど視覚的なものばかりをほめることも
だけど周りで泣いてる人がいる、周りからの視覚情報でしかルビーの歌を感じとれない
けれどそこから、父親が初めて娘の歌を真剣に全力で聴こうとする姿に泣いてしまった
わからなければ知らなければ、興味を持つこともその価値を知ることも困難だ、それは私達だって他の事に関してきっとそうだ
それでも身体すべて使ってルビーの歌を聴いたのは愛で
ろう者でしかわからないことがある
出来ないことは山ほどあるけど、いつだって誰かに助けてもらう立場でいることはきっと苦しいし、本当は自分達だけの力で立ちたい
オーディションで手話しながら歌う姿で、歌った曲の歌詞で、あぁルビーはけしてただ犠牲になってたわけじゃないんだとわかる
大変だけど漁での日々は楽しかったし、家族に伝えようとすることで彼女の歌がのびのびと届いていったし、家族を本当に愛していて力になりたい気持ちも本当で、どちらかが犠牲になったとかではなく与えもらい合う関係だった
頼りすぎてはだめだ、でも支え合うことで成り立ってた
きっとお互いがお互いじゃなければよかったなんて一ミリもないんだろう
お互いがお互いだから今この生き方をしてるんだろうと思わせてくれる
面倒で愛しくて楽しい、家族の愛が描かれてた
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