「”ぼんやり”とした内容の映画」コーダ あいのうた むせるさんの映画レビュー(感想・評価)
”ぼんやり”とした内容の映画
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「聾」と「声楽」を題材にした青春映画。
主人公以外は聴覚に障害を持つ家族愛とその家族のせいでクラスメイトから奇異な視線で見られ、学校内でも自分を主張することができない聡明なヒロイン。
聴覚が原因で健常者から不当な扱いを受ける家族を助けるヒロイン。
実際に聾の唯一の「手話」のシーンでは無音になり、逆に登場人物の表情とジェスチャーを注視する斬新な手法に驚く。
ただ家族の知的レベルの低さ(未来を想像できない)や下品な台詞は実際に業務上従事したことがあるので「万国共通なんだな...」とは感じた(夫婦の営みや兄貴のS0Xシーンはいらん!)
音楽教師にその素質を見出され、トレーニングに励むも、少し身勝手な両親との板挟みにあい次第に苦悩するヒロインを見て少し胸が痛む。
最初に出てきた音楽系クラスメート(ゴボウ)の一体どこに惹かれる要素があったのか?
少し理解に苦しむ。
仲良くなった主人公のプライベート(両親のSEXを目撃して)をクラスメートに喋り、主人公はクラスの笑いモノにされてしまう。
ヒロインが賢く利発な分、クラスメートの思いやりの欠如が余計際立つ。
娘の将来を案じ、快く送り出すところはまあ、よいが脚本が音楽をモチーフにする以上、もう少し練った方がよかったかも。
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