劇場公開日 2022年1月21日

  • 予告編を見る

「手話は、世界に溢れる言語のひとつ」コーダ あいのうた もみじさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5手話は、世界に溢れる言語のひとつ

2024年3月25日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

手話は、世界に溢れる言語のひとつ。
優しくて美しい、
コミュニケーションのひとつなのだと気づくはず。
素晴らしかった。
ただ、素晴らしかった。
後半ずっと泣いてました。

「コーダ」とは、
「Children of Deaf Adults」の略で
耳が聴こえない親を持つ聴こえる子どものことを言うそう。

両親と兄、家族の中で1人だけ耳が聞こえる歌が好きな女の子。
これは、彼女の困難と葛藤、そして生き様を通して描かれる、家族の愛と成長の物語。

ろう者視点とコーダ視点、健聴者視点それぞれの世界がリアルに描かれていて、『マイノリティとどう向き合うべきか』を突きつけられる。
セリフの一つ一つ、手話の一つ一つが突き刺さった。
歌が好き。
なぜわかってくれようとしないのか。
逃げたい。苦しい。理解したい。助けたい。
愛してる。

それぞれが、それぞれの環境や境遇の中で自分の人生を生きている。
それを知り、考えること。
大切だと思わせてくれる素敵な作品でした。

是非とも映画館で
それぞれの"音"を楽しんでほしい。

コメントする
もみじ