「聴者側からの視点」コーダ あいのうた chupakabraさんの映画レビュー(感想・評価)
聴者側からの視点
障害者系や難病系の作品って、
お涙頂戴全面推しが多いので苦手なんですよね。
でもこの作品はまず、
主人公が障害者じゃない。
両親がいくつなのか知らないけどセックスを欠かせないほど愛しあってる。
でも聴者の主人公を家族という鎖で、ともすれば毒親ばりに縛り付けてしまっている。
聴者とろう者はたとえ家族でも分り合うのは難しい。
というような現実を見せつつ、
家族愛、思春期の子供の成長、子離れ親離れ、が作品のメインで、障害を武器にしたお涙頂戴ごり押し的な内容では無いのが良かった。
しかしやはり、核となる音楽や歌声の力は素晴らしく、
ろう者の家族に手話で、歌を、想いを届けようとするシーンには感動させられます。
でも、それは聴者だからこそ感じ得る事で、
ろう者から観たこの作品の評価はどうなんだろうと思ったりして‥。
知らんけど。
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