「澄んだ歌声と温もりの手話が包む世界。」コーダ あいのうた pumigumyさんの映画レビュー(感想・評価)
澄んだ歌声と温もりの手話が包む世界。
この展開って、日本でも良くある「家族だから」論だなぁ。
家族だから協力して当たり前という謎ルールで、個人の将来をぶっ潰していく。
ルビーは「私の責任じゃない!」としっかり自分の意見を言えてたが、多くは手伝わざるを得ない状況に追い込まれ、その癖全く感謝されず結局駒の1つである事を悟りながら年老いていく。
諦めと共に、頭の片隅では一生悔いが残るのよね。。
頼る方も、狭い世界の中で、偏った知識の中で、それしか頭に浮かばない。
だから、コンサートの後「俺の為に歌ってくれ」と言える父親の心の豊かさに心が震えた。
真に相手を思いやると言う事は、己のエゴや不安や執着を超えてなお、その人の意見に寄り添おうと努力できるかどうか。
凄く難しいんだよ。
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