「恐れずに一歩踏み出してみる」コーダ あいのうた ゆり。さんの映画レビュー(感想・評価)
恐れずに一歩踏み出してみる
聾唖の両親と兄と暮らしている健聴者の高校生ルビーは、自分の生活より家族を優先するのを当たり前として生きてきました。けれど、唯一の愉しみの歌の才能を教師に認められると、だんだんその生活に疑問を感じます。でも自分の夢を実現すると大好きな家族の側にいて助ける事が出来ない・・・
聞こえない父と兄が漁師というのは無理があるのでは?と思っていたら、免許を取り消されたりしていました。アメリカの漁業従事者の問題点を監督が取り上げたかったのでしょうか。
自分と違う者への不寛容や偏見、ヤングケアラーなど様々なテーマがあり、演出に多少のわざとらしさはありましたが、家族の明るさと、初めは大きい声を出すのをためらっていたルビーが次第に自信に満ちてのびやかに歌う姿が爽やかで好感が持てました。
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みかずきさんのコメント
2023年6月18日
コメントありがとうございます。
ルビーの夢取りの始まりは、合唱部に自ら進んで入部したことだと思います。合唱部入部という行動が顧問の先生との出会いに繋がっていきました。
行動することで、新たな問題は必ず出てきます。行動しなくても問題はあるならば、行動して夢に挑戦する方が前向きな人生になると思います。
では、また共感作で。
ー以上ー