「歌唱シーンの演出に大号泣」コーダ あいのうた 月子さんの映画レビュー(感想・評価)
歌唱シーンの演出に大号泣
ルビーの心に響かせる"音"や"言葉"、それを越えた体感型の豊かな歌声、台詞以上に体全身で表現をするキャストの演技力に強く胸を打たれました。
中盤コンサートの歌唱シーンの演出で私の涙腺は崩壊しました。
一件理解し合えない聾唖者の家族とその通訳係で健聴者の少女、けれど彼女の成長と共に変化する生活や関係性をユーモアも交えながら苦しい現実を乗り越え、そして家族の愛に満ちた逸品もの。
個人的には歌唱部顧問の先生が大胆かつ魅力的で、彼無しではルビーの明るい未来は無かったかもしれない、劇中を何度も盛り上げてもくれた。
そしてお兄ちゃんの役どころもまた素敵だった。
時折下品な場面や台詞があるのは両親の個性の一つ、多くの方に知って鑑賞して頂きたいお薦めの一作です。
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