「素晴らしい歌声と家族の姿に感動」コーダ あいのうた いたかわさんの映画レビュー(感想・評価)
素晴らしい歌声と家族の姿に感動
まず、見て大正解!
主人公ルビーの音楽をやりたいという夢と聾唖の家族を助けなくてはいけない事への葛藤。
家族(特に母親)が応援するんじゃなくて、依存しているのも理想的過ぎず良いのかなと思った。
だからこそハッピーエンドでの多幸感が増すのかなと思った。
家族に向かって歌う主人公の姿、そして聾唖の父親が娘の歌声を聴こうとする姿、思い出すだけど涙目になっちゃう…
母親も足を引っ張っているように見えるが、わからない気もなかった。
描かれていないが、聾唖によって辛い思いをたくさんしてきて、同じ境遇の中でしか生きられない、受け入れられない状態になったのだろう。
自分も変化を好まず、同じような人と連むのが好きなので、共感した。
だけど、娘によって母親が一歩踏み出せるようになったのが非常に良かった。
本当に観てよかった。
最近、社会情勢を捉えた作品が取ることが多いアカデミー賞だけど、夢に向かって努力する姿、家族との絆、純粋に感動した今作に作品賞とってほしい!
お父さんを演じたトロイ•コッツァーも助演男優賞とってほしい!
コメントする