「もう一回観ようかな(結果また観ました)」コーダ あいのうた ジャーニーさんの映画レビュー(感想・評価)
もう一回観ようかな(結果また観ました)
おかえりコズモ。
何のこっちゃ、だね。(笑)
大好きな「シングストリート」のコズモことコナー!待ってましたよ〜。首を長くして。
あどけなさが残る少年から青年へ。でもあまり変わってなくてよかったよかった。
歌が上手くてギターも弾けて、そして育ちの良さ気なところ。適役。抜擢されたね。
今回は完全に脇役、引き立て役に回ったけど、また主役作品が出るといいなぁ。
ちょっと面白かったのは、Sing Streetと同じ曲(I Fought the Law)が使われてたこと。
フェルディアもどんだけだよ〜と思わなかったかな(笑)
それにしても、エミリア。全てが最高だったよ。青春と光の影。なぜこの曲だったんだろう。泣ける。これから何度も聴こう。エミリアバージョンもオリジナルに負けず劣らずいい!
CODAという言葉も今回初めて知ったけど、世の中にはどのくらいいるのだろう。
CODAとしての苦労は、自分の全想像力を持ってしても全然足りないと痛感した。
両親とお兄さんの通訳として育ち、3人が気づかなかったこと(公衆の面前でのマナーなど含め)も多々あっただろう。
小さな子が全て受け止めてきたと思うと、胸が締め付けられた。
娘の晴れ舞台。演奏会の客席で手話で夕飯の話をする両親。それが多分舞台から見えて理解する娘。切ないよ。
コズモ改マイルスとのデュエットの、音が消えた数秒間。涙が止まらなかった。
その後お父さんに歌う場面でも。
役者さん達にとっては、このシーンの前も後もこれが現実なのだと思うとどうしても切なくなり涙が出てしまう。
最後の出発の時。お父さんが発した「Go!」のなんとも優しい声。何度泣かせるんだ〜
お父さん役のトロイ、本作品初めて知った。カッコいい。
オリジナルは観てないのだが、私の中の名作がまた増えた。
※この後、オリジナルを鑑賞
個人的には、元祖よりリメイク版の方が好み。
元祖が良いから、リメイク版も素晴らしいのだと思うけど、アメリカ版の方はいろんな設定を変更している。そこが良いというか、うまいな、と。
リメイク版の出来の素晴らしさに、改めて感服。
農業を漁業に。弟を兄に。その意図はわからないけど、あの友達の相手をするなら弟ではなく兄だろうな、と。(笑)
※祝アカデミー賞作品賞
大好きなので、素直に嬉しい。
それにしても、邦題はなんとかならんのか。
(「あいのうた」は余計な気がして、あえて口にしていない)
マイルスを演じたフェルディア(授賞式にはいなかったなぁ…残念)のデビュー作「シング・ストリート」も『未来へのうた』というサブがついている。同じパターン?これも要らないんじゃない?と思ってしまう