「後半は秀逸な法廷劇」ゴヤの名画と優しい泥棒 よしさんの映画レビュー(感想・評価)
後半は秀逸な法廷劇
1960年代。ゴヤの名画を盗み出し、社会福祉を要求する老人を描く物語。
実話を基にしたお話のようですね。
前半は冗長。コメディテイストですがまったく笑えません。
特に、主人公とその妻の相性が最悪で、両者に対して嫌悪感を持たざるを得ないものだったことが残念でなりません。
後半は法廷シーン。テンポも良くなり、ユーモアを交えた問答も秀逸で、楽しい気持ちにさせてもらいました。嫌悪感を感じた夫婦についても、好感を持って観ることが出来るようになりました。
後半だけならとても高い評価になるのでしょうが、前半の嫌悪感の印象も残り、私的評価は普通にしました。
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