「ベニスに死す見なきゃなぁ」世界で一番美しい少年 てけと2さんの映画レビュー(感想・評価)
ベニスに死す見なきゃなぁ
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現在の彼のプライベートな生活に踏み込んで行く様がリアリティショー的な撮り方にも見えて、これはこれで彼の人生を切り売りしているようにも見えました。
全編を不幸のピースで埋めているけど彼の人生の明暗の濃さには美しさの他にも輝くものがもっとあっても良いんじゃないかな。アクターや子役の人権的なメッセージを届けるためにあえての演出だと思うけど。
10代の多感な時期に庇護者がいない状態で有名になるリスクや、自分の物的価値を取り扱うメンタルやスキルが無い状態で投げ込まれる不幸って個人でどうにもならないなーと。
ベニスに死すから3年他の映画に出られない契約には少年期を価値として個人保有する行為としてみると中々えぐいし…今の世の中でこういった問題や痛みの山に光が当てられて明確な基準ができてきて世の中良くなっていくんでしょうね。
池田理代子先生のインタビュー全部見たかったなぁ、細切れだから全体的に今も日本人は彼の実像を見えていないの象徴みたいになってた。まぁそういった日本の騒ぎ方を見せるのには良い材料だしこの映画の意図ならそうなるよな。
ドキュメンタリーは制作側の意図を感じて見ないと視野が狭くなるから見る時はいつもちょっと怖いな〜と思いながら見てます。
にしても赤子の頃からよくこんなに映像残ってるよ。
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